水戸にはあちこちで竹林が見られます。徳川頼房も光圀も、万一の戦時を考えて、弓矢になる竹を要害の地に植たそうです。また、斉昭も、偕楽園に同様の発想で、京都からとりよせた孟宗竹を植えたそうです。心の弛緩をはかった偕楽園ですが、武士の考え方はいつも基本に置かれていたようです。
最近は悪者扱いになっているらしい竹ですが、せっかくたくさんの竹林があるのですから、竹の子グルメなど、もっと活用の方法を考えてもよいような気がします。
偕楽園(常磐町1-3-3)
梅ばかりでなく、竹の緑の美しさも見ものです。
逆川緑地(本郷橋近く)
逆川左岸の崖にある竹林ですが、右岸の崖にも竹林はあります。
柳河町(県道63号線東側)
平らな田の中の所々に竹林が見られます。
曝井(さらしい 愛宕町8-4)
万葉集で詠われた湧水の背景を竹林がかたちづくっています。写真手前が曝井です。
水府橋近く(北見町3 市道城東・文京線沿い)
道路沿いに竹林が広がっています。
河和田(かわわだ)
植えられて手入れをされたようなきれいな竹林がありました。