水戸の懸魚(1)に追加したい懸魚(二重懸魚と結綿懸魚)や、特徴のある懸魚(げぎょ)のいくつかです。
二重懸魚
吉田神社本殿(河和田町2895) 蕪(かぶら)懸魚などの変化型のようで、下方の反り返りが二重になっています。
結綿懸魚
鹿島神社本殿(鯉渕町2924) 結綿(ゆいわた)とは真綿を束ねたもので、上の方に束ねた紐が彫られているのが見えます。
波と千鳥の彫刻
信願寺(緑町1-2-1) 伝統的な意匠・波に千鳥が彫刻してあります。波は火除けを祈念しているのでしょう。
雲の彫刻
香取神社(島田町2042) これは波ではなくて雲のようです。雲も雨を呼ぶ火除けの意味でしょう。
狐の彫刻
見川稲荷神社拝殿(見川2-91) 懸魚にまで狐がいるのは、水戸ではここだけのようです。