久しぶりに百樹園に行ってきました。百樹園は、醤油業を営んでいた4代目木村伝兵衛が、昭和8年に元吉田町の現在地に開設した分類植物園だそうです。徳川光圀が那珂川河畔に設けた樹木園・百色山の再現をはかって、光圀生誕300年を記念してつくったものだそうですが、今は市の都市公園となっています。
ツツジ(ツツジ科) この白いツツシは満開でしたが、多くのツツジは花の終わりごろでした。
ヤブデマリ(スイカズラ科) まわりの花は装飾花だそうです。ガマズミの仲間だそうですが、見た感じはアジサイです。
カヤ(イチイ科) 雌花と雄花が別々の木に咲くそうで、これは雄株に咲いた雄花です。地表にびっしりと花が落ちていました。
タラヨウ(モチノキ科) 冬の咲いた花の実が生長してきていました。去年の赤い古い実も残っていました。葉の表面を引っかくと黒く字が書けるそうで、葉書の木ともいわれるそうです。
エビネ(ラン科) 地下の球茎がエビのような形になるのでついた名前のようです。昔は山歩きをするとよく見られたようですが、今は絶滅危惧種だそうです。
シロバナタツナミソウ(シソ科) 波のしぶきのような花が一面に咲いていました。
フタリシズカ(センリョウ科) フタリシズカといっても、花序は2本ばかりでなくもっと多いこともあるようです。ちょうど見ごろのようでした。
バイモ(ユリ科) 網目のような模様のある花はすでに終わっていて、特有な形をした実がなっていました。