ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸にあるウロのある木(6)

2022-06-10 18:45:09 | 水戸

 ウロという言葉は、「うつろ」から来ていて、うつろは、「うつ(空(なにもないこと))」+「ろ(助辞)」であると大言海はいっています。漢語では「樹洞」というようですが、大きな木のウロは「がらんどう」ともいうようです。木のウロには造形的な面白さが感じられます。

 

カエデ(茨城県立近代美術館 千波町666-1)
 どうしてこんな形ができるのだろうと思った、カエデのウロです。妖怪の百目といった感じもします。

 

ツバキ(伊勢神明社 柳河町411-1)
 ツバキはウロができやすい樹木のようですが、ここでは、向こうが見えるほどの穴があいていました。

 

イロハモミジ(弘道館 三の丸1-6-29)
 弘道館の庭にある、根本付近が扇状に、相当な部分がなくなっているイロハモミジのウロです。ウロになる前は、そうとう太い幹だったのでしょう。

 

イヌツゲとヒヨクヒバの合体木(根古屋農村集落センター 鯉淵町1194)
 このヒヨクヒバには、イヌツゲが写真左上あたりに育っています。根元の強度が弱くなっているでしょうから、倒れないように頑張ってほしいものです。

 

シダレザクラ(六地蔵寺 六反田町767)
 徳川光圀ゆかりのシダレザクラの後継のようですが、これにもだいぶウロができてきているようです。写真右外側にある若いシダレザクラが、老樹をしのぎつつあるようです。

 

ナツツバキ?(薬王院 元吉田町682)
 水戸にあるウロのある木(4)でご紹介した木ですが、今は、自分の種がウロの中で芽を出して、そのウロにそって長い根を伸ばしているようでした。

水戸にあるウロのある木(5)

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