お化けエノキ
森戸町の原の中にあって、じゃまなので切ろうとすると、その人に不幸なことがあるといわれ、そのままになっているエノキだそうです。「お化けエノキ」とか、「幽霊エノキ」などといわれているそうです。何となく、もう少し違う言い伝えられた話があるような気がしますが、木自体は、のびのびといい形に育っているようです。根元には小さな石祠があります。
老馬
徳川頼房が秘蔵した異国という名前の馬が、年を老い、民家に売り下げられて、荷物を運ぶ駄馬として使われていたそうです。あるとき、馬主が、その馬に向かってたわむれに、「お前は殿様の馬なのに、このように民家に来て、多くの骨折りをするものよ」といったことをいうと、馬は膝を折って、涙を流したかと思うと、舌をかみ切って死んでしまったそうです。写真は、水戸市立博物館で開催された徳川頼房展で見た頼房の書状にある花押です。
老猫
維新前のこと、下市の横竹隈あたりに絶世の美人が毎晩現れたそうです。ある武士が、これはきっと狐狸のしわざだろうと思い、ある夜それを切り倒したそうです。翌日明るくなってから見ると、それは大きな年を経た猫だったそうです。写真は、竹隈市民センター(柳町2-5-8)にある旧町名・横竹隈の石樋です
幽霊
青物町にあった芸妓置屋にいた芸妓が病死し、その後、毎夜幽霊となってその家に出るという話が町内に広がったそうです。置屋の主人が困って、そのことを彫金家の北川北仙に話したそうです。するとその後、幽霊を見ようと夜に集まって来る若者たちのほうへ、白い着物で、三角切れをつけて「オヒイドロ/\…」という幽霊が向かってきたそうです。若者たちがよくみると、それは北仙であることが分かったそうです。それ以来、お化けの話は消えてしまったそうです。
ヒョウタンランタン
ひょうたんランプ・響がつくったハロウィンのヒョウタン製カボチャランタンが、平成1年に水戸芸術館前庭で行われた、あおぞらクラフト市たくさんに並んでいました。