八坂神社(高田町36°19'56.0"N 140°23'39.2"Eあたり)
丸顔で、全体的にバランスが取れたいい顔をしているようです。眉の下部分を深く削っていて、影が眉のように見えます。地蔵の建てられた年は、背中に刻まれることが多いようです。この地蔵は享保(1716-1736)と読めそうな感じでした。もしそうなら、水戸で、こうした石造物の中では古い方だと思います。御影石のような硬い石が地蔵にはよく使われるようですが、この地蔵もそのようです。
仏性寺(栗崎町1984)
下ぶくれのやさしい顔をした地蔵です。仏性寺の山門付近にある六地蔵の一つです。天明9年(1789)の年号が刻まれています。この六地蔵は市指定の文化財だそうです。名前は残っていなくても、こうしたいい顔の石仏を作る石工はたくさんいたことでしょう。
青柳上組共同墓地(青柳町36°23'33.9"N 140°28'32.9"Eあたり)
卵形の頭、切れ長の目、小さな唇で、女性的な感じがする地蔵です。大きな宝珠を持っているようです。
萱場町(36°20'12.7"N 140°23'34.2"Eあたり)
唇に紅が入った尼僧の像です。もっとも、紅を取ると性別は分からない彫り方のようです。昭和46年に建てられたようです。
円通寺(千波町1227)
太い眉、角形のあごという、意志の強そうな顔立ちの地蔵です。入口付近の塀の前に並んだ石仏群の中にありました。
仏性寺(栗崎町1984)
鼻の下の溝・人中(じんちゅう)をはっきり刻んだ地蔵?(僧侶の像)です。これなどは、モデルになった僧がいるようにも思えます。八角の本堂裏側にあります。
小林町(36°21'29.0"N 140°20'43.6"Eあたり)
丸顔で子どもっぽい顔つきの地蔵です。おもちゃの人形でこのような顔を見たような気もします。地蔵には子ども好きというイメージもあるようです。