吉田神社の秋季例大祭が14日から16日まで行われました。この祭では、近隣地区から7基の山車(だし)が神前にせい揃いして祭を盛りあげます。その際に見たお面を撮してみました。おかめ、ひょっとこ、笑い、狐のお面が多いようです。7つの山車が、二の鳥居から本殿に向かう参道脇に並ぶので、その順にご紹介します。
一里塚
狐とおかめのお面が見えます。以前の黄門まつりでは、ひよっとこを見ました。おかめは、天岩戸(あまのいわと)の前で踊った天鈿女(あめのうずめ)、ひょっとこは「火男」でかまどの火を吹く男のことで、ともにめでたいものということで使われるようです。写真中央奥にお面があります。
①
②
紺屋町
①おかめ、ひょっとこ、笑い、狐のほかに、一文字という口をへの字にした怒りの面もありました。狐はシリアスなお面が多いようですが、写真左隅に少し見えるような、笑った狐もあるようです。また、左2番目の笑いのお面は、思い切り舌を出しているようです。
②狐は、名物のはしごでの舞があります。目立つのでたくさんの人が写真を撮っていました。
駅南山の会
ひょっとこ同士のかけあいと、笑いのお面の踊りです。
鳳会
おかめ、ひょっとこ、狐が見えますが、狐には形の上で2種類あるようです。水戸では長い毛をもつ狐が多いようです。狐は稲荷社の使いでもあるので、豊穣を願う意味もあるのでしょうか。鍾馗、雷神、不動などのこわもての神仏を好む庶民の好みを反映しているということもあるかもしれませんね。
本町
ひょっとこ、笑い、狐の面が見えます。どの山車でもあまり古そうなお面はなさそうですが、古い形を保っているものもあるのでしょう。
武尊乃会
狐の舞です。今年の写真はうまく撮っていなかったので、これは平成30年の祭礼のときのものです。そのときは、おかめ2人の舞も見ました。また、黄門まつりでは武尊乃会のはしごの舞も行われていました。
藤柄町(ふじがらちょう)
藤柄町の山車では、お面を見ることができませんでした。山車の後には大きな鍾馗の像が立っています。
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