ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の民間信仰(1)

2020-12-27 19:14:32 | 水戸

歯固めの石(水戸八幡宮 八幡町8-54)
   赤ちゃんのお喰い初め(おくいぞめ)のときに、水戸八幡宮では、「御石」を授与し、硬い丈夫な歯が生えるおまじないとしているそうです。

 

虫切り(有賀神社 有賀町1032)
 有賀神社では、子供の疳の虫(夜泣きや、かんしゃく、ひきつけなどのことをいうようです)を切るということで、信仰されているそうです。「おさなごの 千代をいのりて いちしろく しるし有賀の 神のまもりに」と頒布される笹に下げられた紙札にあります。「いちしろく」は、はっきりといった意味のようです。

 

犬供養
 犬は安産なので、それにあやかって、犬の供養をしたそうです。枝をY字型にしつらえたザクマタに、安産の経文を和尚さんに書いてもらって、子安観音にお供えしたそうです。この信仰は岩根町の事例ですが、各地で同じような行事が行われていたようで、今も一部で講が行われているようです。写真は藤井町で一昨年見ることができたざくまたです。

 

安産地蔵(楊林寺 三湯町45)
 入口付近の石造物群の中にある、鼻がかけて修復された地蔵は、安産の仏として信仰されたそうです。お産の時に、夜中にそっとこの石仏を自宅に借りてゆき、ぶじにお産がすむと戻したそうです。

 

占いの大師像(宝蔵寺 谷田町633)
 本堂内に石像の大師像があり、毎月21日の弘法大師の縁日には静岡の行者が来て、信者を前にしてこの石仏を持ちあげて、軽々と持ちあげることができると運が回って来るといった占いをしていたそうです。


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