今回は寺社で見た歌碑のいくつかです。神仏をたたえたものと、自身の思いや作品などを奉納したものとの2種類があるようです。
川又観音(川又町)
額に彫られた和歌です。「みほとけも 守りますらん 川またの 水より清き 人のこころは」とあります。浅井光政は、大洗磯前神社 の神主のようです。
加倉井町(36°23'44.1"N 140°23'05.8"Eあたり)
「一、はらつぼ(原坪)の みつのちまたの くわんせおん(観世音) まへれる人にりやく(利益)あたへん
二、ちゝ(父)となり はゝ(母)ともなりて おさな子を すくはせたまう はらのみほとけ
三、かくらひ(加倉井)の きた(北)のはてなる くわんぜおん きゆうばのなん(急場の難)を すくひませます」とあります。作者は、大貫隆正のようです。
水戸八幡宮(八幡町8-54)
「八幡なる 神の社(やしろ)の 御葉付の 公孫樹(いちょう)の如く 千代に栄えむ」とあります。国指定の天然記念物であるオハツキイチョウを詠っています。
吉田神社(宮内町(ちょう)3193-2)
「木童子(きどうじ きわらわ)の 育(はぐく)む郷(さと)は 三角山(みすみやま) 萬世(よろずよ)までも 千木(ちぎ)は栄えて 植山人」とあります。植山人は蜀山人のもじりなのでしょうが、植木に関係する人なのでしょうか。
和光院(田島町415)
「月落ちて 螢大きく なりにけり」とあります。昭和53年に93才の檀徒が奉納したようです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます