ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の梅の話題(9)

2018-02-23 20:53:28 | 水戸

 

斉昭お手植えの梅(徳川ミュージアム 見川1-1215-1)
 伝承通りなら、水戸で最古の梅の一本である可能性のある古木でしょう。今が一番の見ごろだと思います。徳川ミュージアムの駐車場にあります。

 

梅花紋扉(カフェ こっか 河和田1-1545-7)
 いい雰囲気の扉と梅の紋です。

 

梅花雨水溝蓋(三の丸駅前通踏切手前)
 みとちゃんのマンホール蓋ばかりではなく、梅の道路蓋も楽しめます。

 

脇障子(鹿島神社本殿 鯉淵町)
 梅の花咲く滝を登ろうとする鯉のようです。脇障子は前後左右それぞれ違った彫刻がほどこされていたりしてよく見るとおもしろいものです。

 

   

梅花のねり菓子(はやしや 南町3-5-17)
 今一番食べごろな和菓子です。

水戸の梅の話題(8)

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水戸の無縁供養塔(2)

2018-02-22 19:40:43 | 水戸

 お盆に、盆棚の下などに、無縁仏をまつる習慣があったようです。お盆に訪れる祖先の霊以外の無縁仏をとむらうという意味だったようです。その発想のもとには、無縁仏が害をもたらすということがあったそうで、盆踊りなどもそうすることで、無縁仏をおだやかに送り出すという意味があったと民俗学では見ているようです。寺で行われる三界万霊供養も同じ流れだろうとのことです。

 

清巌寺(元吉田町3240) 無縁供養
 六道四生 三界万霊 無縁供養と彫られています。この裏側にも無縁の墓が並んでいます。無縁仏の中から水戸の画家・林十江の墓は見つかったそうです。

 

信願寺(緑町1-2-1) 無縁精霊供養塔
  無縁者の塔ですが、花が供えられていました。

 

笠原山不動院墓地(米沢町 笠原水源から東に行く坂道途中) 無縁供養之碑
 水戸の幻窓湖中という俳人が建てた、水戸に来た仏兮(ぶっけい)という俳人の碑が、この石仏群の中にあります。

 

祇園寺(八幡町11-69) 無縁精霊塔
  多くのお寺やお墓の無縁供養塔は、昭和から平成にかけて建てられているようでした。

 

青柳長福寺墓地(青柳 那珂川沿い) 万霊塔
 総ての霊を供養する万霊塔ですが、無縁供養塔として建てられることも多いようです。左の地蔵近くに、水戸では数少ない板碑があります。

水戸の無縁塔(1)

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水戸の札所

2018-02-21 21:09:32 | 水戸

 昔は、お寺を巡礼する人たちが、自分の願いや名前などを記した板などを寺に奉納したそうで、札所という名前はそのあたりから生まれたようです。四国八十八ヶ所などの有名な順路ができてくると、寺の側も、色々なつながりを持つ巡礼コースを作って、信者に対応していったということなのでしょう。今は、朱印帳に記念の印を捺してもらっているようです。

 

関東八十八ヶ所(弘法大師の巡礼地で、特別霊地をあわせて95ヶ所で、平成7年につくられたそうです。川崎大師や西新井大師も加わっています。)

 


 第33番 宝蔵寺(谷田町633)  本堂に石造の大師像がありそれを持ち上げることで幸不幸を占ったそうです。

 

 

北関東三十六不動尊(群馬、栃木、茨城にある36ヶ所の不動明王の巡礼地で、昭和63年につくられたそうです。)

 


 第26番 和光院(田島町415)  不動堂には、不動明王から流れ出た血で描かれたという血不動像があるそうです。

 


 第27番 神崎寺(かみさきじ 天王町8-17)  戌(いぬ)の日に安産のお札を受けるといいといわれてきたそうです。

 

 

水戸三十三観音(水戸領内にある33ヶ所の観音巡礼地で、延享4年(1747)につくられたそうです。4ヶ寺が現在の水戸市内にあります。)


 第1番 神崎寺(天王町8-17)

 


 第3番 観音寺跡(吉沼観音堂 吉沼町)  かつては大寺だったそうですが、現在無住で、地元の女性達が月に1度お守りしているそうです。

 


 第4番 清巌寺(せいがんじ 元吉田町3240)  観音堂と呑竜堂が一棟になっています。こぶとり地蔵があるそうです。写真左の建物が、観音・呑竜堂です。

 


 第8番 観音寺跡(塩崎観音堂 塩崎町)  今は廃寺になっていて、備前堀沿いにある観音堂だけが残っています。

 

 

関東薬師(薬師如来の巡礼地で91ヶ寺あり、出版会社主導の選定だったようです。)


 第67番 東光寺(大場町1369)  病人が出ると縁者7人が薬師堂に籠もって平癒を祈願したそうです。昭和30年代まで夜のお籠もりが行われたそうです。

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水戸のジグザグ道(1)

2018-02-20 20:49:29 | 水戸

 水戸では、高台地帯と低地地帯の標高差が、だいたい20m位ありますので、それをつなぐ歩道には地獄坂といった直線の急坂もありますが、多くはジグザグ道になっているようです。足腰の鍛錬には絶好の地形のようです。

 

偕楽橋を渡って偕楽園へ上る坂道
 千波湖側から偕楽園に行く偕楽橋を渡ると、ジグザク道が待っています。子規の句、「崖急に 梅ことごとく斜めなり」が実感できます。写真手前の欄干が偕楽橋です。

 

那珂川側から気象台信号へ上る歩道
 梅香トンネル那珂川側出口の脇にある上り道です。

 

渡里湧水群のジグザグ古道
 写真に見える立て看板には、「この坂道は高台に通じる古道です。歴史は古く「ジグザグ古道」と呼ばれ昭和40年代までは使用されておりました。 渡里湧水群を活かす会」とあります。

 

七曲坂
 坂下の八幡町から坂上の松本町に上る急坂です。崖下には七曲坂湧水や、弓道場下湧水、お茶の水湧水が並んでいます。偕楽園内にも七曲り坂があります。

 

水戸駅北ペデストリアンデッキへ上る歩道
 現代的ジグザグ道です。

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水戸の寺額(1)

2018-02-19 21:54:17 | 水戸

報仏寺(和田町887)
  あまり装飾的でない、感じのよい寺額です。廃寺になっていたそうですが、徳川光圀の命によって復興したそうです。

 

中根寺(加倉井町595)
 シンプルな寺額です。真言宗のお寺で、本尊は延命地蔵だそうです。平将門(たいらのまさかど)を説教した本尊伝説、樹齢800年のケヤキ、和田平助自刃の地、千体仏と、話題豊富なお寺です。

 

宝蔵寺(谷田町633)
 昭和50年に高野山真言宗管長になった秀海の筆になる寺額です。昭和20年の戦災で焼失したものの、現在のように立派に復興したそうです。

 

定善寺(酒門町363)
 明治35年に増上寺の住職になった貫務の筆になる寺額です。浄土真宗のお寺で、寛斎随筆を書いた加藤寛斎の名が過去帳にあるそうです。

 

長福寺(塩崎町1135)
  金属製の寺額で、いかにも重そうです。この寺は幕末の騒乱で、始め水戸藩の支藩だった宍戸(ししど)藩主が駐屯し、その後、幕府側の追討軍が駐屯したそうです。幕府側隊士の墓があります。

水戸の神額

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