ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の石造建築(2)

2022-06-25 20:06:50 | 水戸

水戸芸術館(五軒町 1-6-8)
  平成2年に開館した、美術館、コンサートホール、劇場からなる施設だそうです。プリッカー賞受賞の磯崎新の設計で、ポストモダンといわれた建築形式の代表の一つだそうです。石が多用されていて、それでいて古風でない、今でも新しさを感じさせる建物群です。今日は、写真三角屋根下の噴水が見られました。

 

茨城県近代美術館(千波町666-1)
 昭和63年に開館した県立の美術館だそうです。吉村順三の設計で、建物の高さを抑え、千波湖などの景観との調和を考慮した建物だそうです。赤茶色の花崗岩を外壁にして、屋根は緑青色の銅板で、いい配色になっています。

 

石祠(大井神社 飯富町3475)
 小祠の多くは石製のようで、神様には長く住めるふさわしい住居のようです。かつては、丸型の土を焼いた小祠も水戸ではあったようで、くちつつあるものがよく見られますが、やはり石製の方が、神様にはむいているようです。石祠は、まさに完全な石造物です。写真は、大井神社の八方神です。

 

百合が丘通りの石橋・常澄橋(百合が丘町 36°20'40.5"N 140°30'32.2"Eあたり)
 平成4年に竣工した道路橋のようです。地震で少しずれたようですが、しっかりしているようです。橋の上を通ってもあまり石橋を感じませんが、下の遊歩道から見ると、どっしりとした橋の姿を楽しめます。

 

暁鐘建物(偕楽園公園内 36°22'33.1"N 140°27'01.5"Eあたり)
 かつての旧制水戸高等学校の暁鐘(ぎょうしょう)寮にあった、暁鐘を昭和54年に復元した建物だそうです。上半分はレンガですが、下半分が石の建造物です。暁鐘は、徳川斉昭が弘道館につくった学生警鐘をもとにしたそうですが、世人覚醒の意味も持たせていたようです。よく見ると、学生警鐘の大きさにしたのでしょうか、火の見の半鐘などと比べてずいぶん大きくて驚きました。

水戸の石造建築(1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸で見かけた今様のスタイル(2)

2022-06-24 20:30:04 | 水戸

 いろいろ新しいスタイルがでてきているようですが、多くは費用をできるだけかけないということを基本にしているようです。でも、単なる経費節減でなく、何か新しい雰囲気を作ろうとしているようにも見えます。

 

古民家利用:Cafe & Gallery Kaya(金谷町301)
 水戸での古民家利用は、むぎとろ古民家すず(見川5-114)が、相当早い時期の開業のようですが、最近は、古民家利用があちこちで目につくようです。Kayaは、自分の住んでいる築130年の古民家を改修したようですが、コーヒー教室を開催したりして、独自色を出しているようです。

 

修理、加工:バンビ鞄工房(笠原町600-25)
 各地に展開する、洋服お直し専門店などの、修理専門店とともに、バンビ鞄工房のような、使い終わったランドセルのリメイクをする店もでてきているようです。これは経費節減とは別の分野なのでしょう。

 

自動車販売:ミトスカイパーク(三の丸 1-4-47)
 とくし丸という徳島発祥の自動車販売スーパーや、豆腐販売や野菜中心の個人スーパーも見かけます。写真は、スカイパークという、JR東日本の駐車場を活用したらしい、キッチンカーのランチ販売スペースです。今日は、カレーとタコライスが販売されていました。

 

レンタル:福祉用具レンタル ソネット(白梅4-1-2)
 レンタルスペースや、着物レンタルなどが目につきます。また、高齢社会で、福祉用具の必要性が大きくなっているようで、この分野のレンタルもこれからもっと大きくなっていくのでしょう。介護保険に認定されることで保険対象になるようです。

 

自販機:冷凍餃子無人販売・美味工場委員会(南町1-3-38)
 水戸ではマスク以外、あまり特殊な品物の自販機は見ませんが、現在、冷凍餃子の自販機販売は、目立って増えているようです。

水戸で見かけた今様のスタイル(1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸のエレベーター(2)

2022-06-23 19:19:54 | 水戸

アートタワー(五軒町1-6-51)
 くねくねしたアートタワーの中心を、心棒のように通っている空間の中を86.4mのぼる、定員10人の丸いエレベーターだそうです。

 

水戸市役所(中央1-4-1)
 高速で動く3台のエレベーターが並んでいるので、使用に関するストレスはほとんどなさそうです。

 

梅桜橋(見川1)
 桜山方面から偕楽園に向かう通路にある、常磐線をまたぐ梅桜橋にのぼるエレベーターです。ガラス張りなので外が見えます。桜山と梅の偕楽園を結ぶということで梅桜橋だそうです。たぶん、設置の際には、景観論争があったことでしょう。

 

水戸駅5,6番線(宮町1)
 細長いかごで、1Fと2Fで開くドアが逆でした。古い施設の中に、想定していなかった施設の必要性が次々と出てくるのでしょうから、鉄道会社も大変でしょう。

 

茨城県庁前広場(笠原町978-6)
 地下のような1Fと、正面入口のある2Fとを結ぶ、デザイン性豊かな広場に設置されたエレベーターです。

水戸のエレベーター(1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の記念日

2022-06-22 19:58:04 | 水戸

 
 水戸の記念日を見つけてみました。なお、11月13日は茨城県民の日で、これは明治4年11月13日に初めて茨城県という県名が使われたからだそうです。

 

2月28日 ビスケットの日 
 南蛮菓子だったビスケットは長崎に伝えられていたそうです。それを水戸藩の蘭医だった柴田方庵は、保存のきく食料の情報を藩から依頼されて、ビスケットの製法を調べ、安政2年(1855)2月28日の日記に、それを送ったということが書かれているそうです。その2月28日が記念日になったそうですが、ビスケットの語源が2度焼(8)くというラテン語であるので、それも語路合わせしているそうです。

 

3月10日 水戸の日
 いかにもありそうな日なので、見てみると、水戸市役所のホームページに記載はなく、日本記念日協会にも登録されていないようです。ネットでは水戸の日の説明がいくつかありますが、制定した団体は不明などともありました。今まで、郵便番号が310で、水(3)戸(10)と偶然の一致があったとか、みとちゃんの誕生日が3月10日だということなどは聞きました。水戸の日はありそうですし、あってもよいと思うのですが、まだ実際には認められていない日のようです。写真は、平成31年に行われたみとちゃんお誕生会です。

 

4月1日 水戸市誕生
 明治21年に政府は「市制町村制」を公布したそうで、それに対応して、明治22年4月1日に水戸市が誕生したそうです。市制は人口がおおむね2万5千人以上が必要だったため、1万8千人ほどの水戸は条件を満たしておらず、隣接する常磐村、細谷村、浜田村、吉田村のそれぞれ一部を編入合併して条件を満たしたそうです。明治22年までに市制を発足させた市は、関東では3市だったそうです。次いで、19日から市会議員選挙が行われたそうです。そして市会議員の互選によって、初代市長服部正義が選ばれたそうです。

 

7月10日 納豆の日  
  すでに平成4年に納豆の日は全国納豆協同組合連合会が全国レベルで納豆の日を制定しているそうですが、水戸でも独自に、条例で納豆の日を市議会全員賛成で採決して制定したそうです。このところ、全国のトップから退いている水戸ですが、これが追風になればよいでしょう。納(7)豆(10)で、語路合わせの日付のようです。

 

12月12日 徳川頼房水戸藩初代藩主就任
 慶長8年(1603)に、家康の11男として伏見城で生まれた頼房は、慶長14年(1609)12月12日に、6歳で水戸藩初代城主に就任したそうですが、幼少なので、駿府城の家康の元で育てられていたそうです。初めて水戸に就藩したのは元和5年(1619)、17歳の時だったそうです。藩政の基礎を築き、藩主期間が52年という、水戸で一番長い藩主だったそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸の鬼(3)

2022-06-21 12:44:30 | 水戸

生飯偈(さばげ 天徳寺 河和田町914-1)
 餓鬼や無縁仏のために、自分のご飯の一部をほどこすときに唱える言葉だそうです。この石塔は、お盆の施餓鬼(せがき)の際に建てられたのでしょう。私の家では、盆棚の下に無縁仏のためにと、ご飯を少しよそったお皿を置いていました。

 

能面展(偕楽園公園センター 見川1-1251)
 あまりこわくなさそうに見えますが、狂言の鬼面だそうです。「節分」という狂言では、蓬莱にある鬼ヶ島からやってきた鬼が美女に心を奪われて、小謡尽し(こうたづくし)を舞ったものの、こわがられるばかりなので、鬼はついに泣いてしまうという内容だそうです。偕楽園公園センターで行われた能面展で見ました。松本克己作、第11回現代能面美術展での受賞作品だそうです。水戸八幡宮の節分会にでてくる、鬼の面に少し似ているかなと思いました。

 

天灯鬼(てんとうき 六地蔵寺 六反田町767)
 興福寺にある、腕を組んで頭上に灯籠を乗せる吽形(うんぎょう 口を閉じる 天灯鬼は阿形(あぎょう 口を開く)の竜燈鬼と一対になる、天灯鬼を模したもののようです。灯籠のかわりに、小坊主?を支えていました。

 

鬼斗(おにと 水戸八幡宮 八幡町8-54)
 斗栱(ときょう)は、斗(ます)と栱(肘木(ひじき))とかならるのでいうようですが、斗は、肘木を支える部分のようです。その斗で、隅(角)の方にあって、十字に肘木を受けるものを、鬼斗というそうです。少し変わったかたちをしていますので、神社に行ったときに探してみてください。

 

オニユリ(浜田町)
 色と花弁のそった形が赤鬼に似ているということにようですが、そうなのかなあという感じです。ゆり根が食料になったので、農家でよく植えられたそうです。この写真では、むかごが見えますので、コオニユリではなくてオニユリのようです。カラスウリやサギソウの花などと同様、自然界の造形力のみごとさを感じさせる花です。

水戸の鬼(2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする