ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の寺社等で見た変わった表示(5)

2022-10-26 19:50:10 | 水戸

以之(これをもって 弘道館記碑拓本)
 徳川斉昭が書した弘道館記の一節ですが、「宝祚(ほうそ)これをもって無窮、国体これをもって尊厳」(天子の位は極まりなく、国体は気高く威厳がある)の、「之以(これをもって)」という字が、それぞれで変えて書かれています。「厳」の字もむずかしい字になっています。

 

嗚呼(ああ 楠木正成墓碑拓本)
 神戸市の湊川神社にある楠木正成墓正面の「嗚呼(ああ)忠臣楠氏之墓」は、徳川光圀の書、裏側の墓誌は朱舜水の撰文だそうです。「鳴」の下にある四点が、「上」のような字になり、「呼」の最終画が曲げられています。

 

鹿島(鹿島神社 渋井町420)
 鹿島神社の石碑です。「鹿」の字は、なかなかなな異字体になっています。そして「嶋(しま)」の字も、「山偏」を下に移した形です。

 

昭和(愛宕神社 愛宕町10-5)
 奉納された絵馬の「昭和三十年」という年号にある「和」の字です。宝蔵寺の「和」は、上下に移動したようですが、これは、左右を逆にしています。

 

昭和二二十一年(桂岸寺 松本町13-19)
 日用勤行会が奉納した額にあります。昭和四十一年のことのようですが、たぶん四(死)の字を嫌ったのでしょう、「二」を二つ並べたように思われます。

水戸の寺社等で見た変わった表示(4)

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水戸のお面(3)

2022-10-25 20:26:30 | 水戸

 吉田神社の秋季例大祭が14日から16日まで行われました。この祭では、近隣地区から7基の山車(だし)が神前にせい揃いして祭を盛りあげます。その際に見たお面を撮してみました。おかめ、ひょっとこ、笑い、狐のお面が多いようです。7つの山車が、二の鳥居から本殿に向かう参道脇に並ぶので、その順にご紹介します。

 

一里塚
 狐とおかめのお面が見えます。以前の黄門まつりでは、ひよっとこを見ました。おかめは、天岩戸(あまのいわと)の前で踊った天鈿女(あめのうずめ)、ひょっとこは「火男」でかまどの火を吹く男のことで、ともにめでたいものということで使われるようです。写真中央奥にお面があります。

 

 

紺屋町
 ①おかめ、ひょっとこ、笑い、狐のほかに、一文字という口をへの字にした怒りの面もありました。狐はシリアスなお面が多いようですが、写真左隅に少し見えるような、笑った狐もあるようです。また、左2番目の笑いのお面は、思い切り舌を出しているようです。
 ②狐は、名物のはしごでの舞があります。目立つのでたくさんの人が写真を撮っていました。

 

駅南山の会
 ひょっとこ同士のかけあいと、笑いのお面の踊りです。

 

鳳会
 おかめ、ひょっとこ、狐が見えますが、狐には形の上で2種類あるようです。水戸では長い毛をもつ狐が多いようです。狐は稲荷社の使いでもあるので、豊穣を願う意味もあるのでしょうか。鍾馗、雷神、不動などのこわもての神仏を好む庶民の好みを反映しているということもあるかもしれませんね。

 

本町
 ひょっとこ、笑い、狐の面が見えます。どの山車でもあまり古そうなお面はなさそうですが、古い形を保っているものもあるのでしょう。

 

武尊乃会
 狐の舞です。今年の写真はうまく撮っていなかったので、これは平成30年の祭礼のときのものです。そのときは、おかめ2人の舞も見ました。また、黄門まつりでは武尊乃会のはしごの舞も行われていました。

 

藤柄町(ふじがらちょう)
 藤柄町の山車では、お面を見ることができませんでした。山車の後には大きな鍾馗の像が立っています。

水戸のお面(2)

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水戸の提灯(6)

2022-10-24 09:03:36 | 水戸

 今回は商店の提灯を選んでみました。やはり居酒屋的な店が多いようです。

 

大衆居酒屋 爐(いろり 城南1-5-25)
 居酒屋の店頭でよく見る赤い提灯ですが、これはなかなか大きなもののようです。赤提灯は居酒屋などの別名になっているようですが、最近はあまり見ることはないようです。

 

くいもの屋わん水戸店(南町1-2-26)
 わんは、椀のことのようです。方言を使った看板が下に並んでいるので、提灯もそうした雰囲気作りのアイテムのひとつなのでしょう。

 

蕎麦処 まち庵水戸銀杏坂店(宮町2-4-34)
 ロゴの深い緑色は、提灯には余り使われない色だからなのでしょうか、目を引くような気がします。

 

大衆酒場 おてもやん(宮町2-4-35)
 「おてもやん」の顔と瓢箪の2種類の提灯が並んでいます。

 

仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭水戸駅北口店(宮町2-4-35)
 肉の種類が書かれた紅白の提灯のようです。提灯や板看板を毎回見ながら店に入っていれば、肉の名前が覚えられそうです。まち庵、ときわ亭、おてもやんは並んでいます。

水戸の提灯(5)

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ぶらっと歩きの風景in水戸(2-9)

2022-10-23 18:32:28 | 水戸

吉田神社秋季例大祭(宮内町3193-2)
 コロナで休止していましたが、今年は久し振りに吉田神社の祭礼を見ることができました。写真は、10月16日の最終日に行われた還幸祭で、神社に神輿(みこし)が戻ってきたところを、7基の並んだ山車(だし)が出迎えているところです。

 

水戸偕楽園花火大会(千波湖周辺)
 水戸黄門まつりの花火大会が、昨日、10月22日に行われました。全体の構成や、様々な形の花火、最後に盛りあげてゆく圧倒的な様子など、さすが、野村花火だなと思いました。予想を超えた花火を楽しめることができたという、観客の一斉拍手が印象的でした。

 

D51塗装(千波公園)
 千波公園に置かれているD51機関車の塗装作業が行われていました。まず、赤い防錆塗料を塗るようで、赤い機関車を見ることができました。

 

きずなボックス(セキショウ・ウェルビーイング福祉会館 千波町1918)
 総合福祉会館に食品の寄付をつのる、きずなボックスが置かれていました。フードバンク茨城の活動をライオンズクラブが支援しているようです。「未開封で賞味期限が2ケ月以上残っている」ことが条件のようですが、これは少々ハードルが高いような気がしました。

 

コスモス(米沢町)
 園芸植物の品種改良はすごいようで、写真のコスモスも、いろいろな花の姿があるように見えました。ぶらっと歩きをしていて、すぐに目が向かいました。千波湖で見た花火のようできれいです。

ぶらっと歩きの風景in水戸(2-8)

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水戸の包装紙(3)

2022-10-22 21:14:50 | 水戸

五條製菓(姫子1-807-1)
 新しい感覚のものも含めて、手作り和菓子を販売する店のようです。包装紙はその新しい感覚の方のようです。

 

 

シュール洋菓子店(末広町2-2-1)
 包装紙は店名ほどシュールではないようですが、現代的なデザインです。

 

吉田屋(末広町2-4-12)
 店の由来を、古文調に書く包装紙がかつては多くあったようですが、最近は珍しくなったようです。この包装紙などはその一つでしょう。吉原殿中販売の元祖であることを記しているようです。

 

本屋(もとや)製菓(東台2-3-16)
 この店は、吉原殿中の専門店だそうです。包装紙は、三葉葵と梅の花を散らしているようです。

 


志満津(現・京成百貨店 泉町1-6-1)
 今の京成百貨店の前身である、志満津で使われた包装紙だそうです。水戸では懐かしく感じる人も多いことでしょう。水戸市立博物館で以前見ました。

水戸の包装紙(2)

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