ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の寺社等で見た変わった表示(6)

2023-02-18 19:54:49 | 水戸

 

即位(水戸八幡宮 八幡町8-54)
 「即位大礼記念石華表建立碑」という、大正4年に大正天皇が即位したことを祝って水戸八幡宮で石鳥居を建てたことを記した碑のようです。「即位」の両方の漢字が、異字体で刻まれています。

 

岡(常磐共有墓地 松本町13-34)
 お墓に書かれる文字には異字体が使われることが多いようです。写真にある、師岡(もろおか)という名字の岡の字は、「冂(けいがまえ)」でなく、「冖(わかんむり)」のような書き方になっているようです。

 

参(日吉神社 見和2)
 「伊勢参宮代々講碑」の「参」の字が、「ムムム∧小」のように刻まれています。「代々」の「々」も「ニ」のような書き方がされています。

 

塲(坂場商店 本町2-7-8 )
 場の異字体のようですが、上田万年の大辞典では塲を俗字としています。そうかと思うと、塲が新字で場を旧字とするものもあるようです。塲は、「令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に第2学年の配当漢字として公示される」とmojinaviにあります。ですから現在、塲は普通に使われる漢字のようです。

 

宇(薬王院 元吉田町682)
 「当山堂宇再建記念碑」にある「宇」の字です。たぶん篆字(てんじ)なのでしょうが、格好の良さがあって使われるということもあるのでしょう。「平」の字でも縦棒の下の部分が同様にまげる形になっているものも見たことがあります。

水戸の寺社等で見た変わった表示(5)

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水戸の酒蔵カード

2023-02-17 20:45:51 | 水戸

 

 

 「茨城酒蔵カード」を手に入れました。水戸では、明利酒類㈱吉久保酒造㈱の2社があるようで、「那珂川水系」の酒蔵としてのカードになっていました。酒を買うと、籤で酒蔵カードがもらえるようでしたが、これからその酒を賞味しようと思います。ネットでみると、「いばらき女将カード」と同時に配布されたようですが、名称からして、女将の方がやわらかそうで、配布枚数の勝敗は決まっているように見えました。酒蔵さんごめんなさい。また、いばらき地酒バー水戸のおにいさんありがとうごさいました。写真の一番上が酒蔵カードの表で、その下が裏です。

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水戸の寄贈物(4)

2023-02-16 18:59:45 | 水戸

 今回は、寄贈された椅子を見つけてみました。

 

千波湖南岸(千波町)
 上部に「未来に架けるベンチ」とあり、さらに「絵画鑑賞の帰途よく夫婦で湖畔に佇みました この緑と水を若い人に守って欲しいのです 元吉田町在住の一市民より」と、背もたれに貼られたプレートにありましす。プレートにはみとちゃんが描かれていました。行政が広く椅子の寄贈を募ったのでしょうか、こんなかたちの寄贈は好感が持たれます。

 

本町 デイサービス さくらさくら(本町1-9-31)前歩道
 「令和2年度浜田小学校卒業生一同」とあります。ほかにも「令和二年度父親ボランティア一同」と書かれた椅子もありました。手作り感一杯の椅子で、いいなと思いました。

 

偕楽園(常盤町1-3-3)
 「NPO法人やみぞの森 協力支援 ㈱NTTドコモ茨城支店 2018年8月」とあります。やみぞの森は、地元森林の活用型自然環境循環システムを構築することなどを目指している団体のようです。平成30年(2018)にはNTTドコモが全面的に支援したようです。その前にも、法人独自で千波公園への椅子寄贈を数回行っているようです。

 

偕楽園(常盤町1-3-3)
 農林中金寄贈のようです。農林中金も、緑に関連した企業ということで、ずいぶん前からこうした活動を行っているのでしょう、寄贈した椅子があちこちで見られます。

 

水戸市役所(中央1-4-1)
 「水戸商工会議所女性会創立50周年記念 平成30年10月」とあります。ちょうど、市役所の新築と女性会創立50周年がかさなったので行われた企画なのでしょう。新築水戸市役所の業務開始は、平成31年(2019)1月4日だそうです。

 

弘道館公園(三の丸1-6-29)
 「公益社団法人 茨城県林業協会」が寄贈したようです。林業協会らしく、椅子の脚には、太い丸太が使われているようです。 

水戸の寄贈物(3)

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水戸の実と種(23)

2023-02-15 19:02:36 | 水戸

 今回も木本の実と種です。

 

ゴシュユ(水戸市植物公園 小吹町504)
 ミカン科。原産は中国で、日本へは享保年間(1716-36)に小石川植物園に渡来したそうです。雌雄異株であるものの、日本には雄株がないそうで、雌株に実はなっても種はできないそうです。皮をむいたみかんのような形の小さな実がなりますが、漢方の処方に使われるそうで、健胃などの効果があるそうです。(撮影 令和3/11)

 

コブシ(黄門さんおしゃべりパーク 南町36°22'37.3"N 140°28'00.3"Eあたり)
 モクレン科。早春の景色を彩る、水戸ではたくさん見ることのできる花の木のようです。実は、コブのように所々でふくらんだ集合果だそうです。この後、写真の状態から熟してゆくと、裂けて赤い種が糸を引いて垂れ落ちるそうです。(撮影 令和5/2)

 

トサミズキ(百樹園 元吉田町2618-1)
 マンサク科。これも早春の花です。似た花のヒュウガミズキより花穂が長く、7-8個の黄色い花を穂状に咲かせるそうです。実は熟すと、2つに割れて黒い2つの種を出すそうです。(撮影 令和4/10)

 

マユミ(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
 ニシキギ科。下庭の野草園にあります。木は粘り強くてよくしなるので、弓の材料になるので、「真弓」といわれたのだそうです。実は熟すと淡紅色になり、4つに裂けて赤い種が出てくるそうです。(撮影 令和4/11)

 

メグスリノキ(千波公園少年の森 千波町36°22'06.4"N 140°27'09.1"Eあたり)
 カエデ科。日本に固有なカエデの仲間だそうです。葉ではカエデ科と分かりませんが、写真のように実を見るとカエデ科と分かります。葉柄、葉の裏や、芽にも細かい毛が密生しています。春に樹皮や枝葉をとって乾燥させたものを煎じて目薬として使ったので、それが名前になったそうです。献眼顕彰碑の隣にあります。(撮影 令和5/2)

水戸の実と種(22) 

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水戸の穴(6)

2023-02-14 18:51:07 | 水戸

湧水地(メディカルセンター付近)
 逆川沿いにそびえる崖の上の方にあいた穴です。深さ2mくらいある底の方に水があるようでしたが、少ないようでした。もしかすると、道路舗装のなかった時代には水が流れ出ていたのかもしれません。もっと低い、逆川と同じくらいの高さのあちこちからは水が湧き出ているようで、この川は、すぐ先にある桜川との合流点近くの方が、上流より水がきれいだそうです。

 

郭巨(中原不動尊 中原町786)
 中原不動尊蛙股部分にある、二十四孝にある郭巨(かくきょ)の話をあらわす彫刻のようです。貧乏な郭巨に子どもができたそうですが、老母が食事をがまんするのを見て、「子供はまた授かるだろうが、母は二度と授からない」と、子供を埋めようと穴を掘ったそうです。すると穴から黄金の釜が出てきて、そこには、「天、孝子郭巨に賜う」とあったという、孝行談を彫ったもののようです。

 

子育観音(桂岸寺 保和苑 松本町13-19)
 保和苑には庭山がありますが、その中腹に横穴が空いていて、子安観音が納められています。桂岸寺は、二十三夜尊といわれて、広く多くの信仰を集めていましたので、こうした穴の中の子安観音もつくられたのでしょう。

 

火薬壺(常磐神社 常磐町1-3-1)
 今の水戸一高運動場の崖側、昔の土塁だったあたりのようですが、昭和6年に、11個の徳川時代に使われた火薬壺が出土したそうです。崖下の明星池(めいせいいけ)埋立の土砂をとっていたときのことだそうです。その内の3個が常磐神社に奉納されたそうですが、一番新しい寛保年間(1741-44)の壺には底に穴(写真)があいていました。その後、昭和36年にも火薬壺は2個出土したそうです。水戸城本丸の地には、火薬庫などがあって、本丸としての主立った使われ方はされていなかったようです。実質的天守台であるお三階櫓は、二の丸にあったそうです。

 

石机(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
 下庭にある四阿(あずまや)内に置かれた石机です。中央に穴があります。煙草の灰皿ということなのでしょう。現在ならたぶんほることはないであろう穴です。

水戸の穴(5)

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