ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の伝統模様(8)

2024-10-16 21:47:36 | 水戸

三枡(みます)と御所車(水戸黄門まつり)
 ハッピは伝統模様を見ることのできる、かっこうの素材のようです。以下の写真3枚は水戸黄門まつりで見た模様です。この写真のハッピは、初代市原団十郎が考案したという三つの枡を入れ子にして上から見た三枡と、牛車(ぎっしゃ)の車輪をデザイン化した御所車を組み合わせた模様のようです。

 

吉原二段(よしわらにだん 水戸黄門まつり)
 吉原二段は、大小2種類のつないだ鎖を上下に並べた模様のようです。鎖が一段だったり、同じ大きさで揃えたのは吉原つなぎというようです。本来は、遊郭が鎖のように人をつないでしまうという意味のようですが、人をつなぐと見て意味を逆転させて吉祥文にしたようです。遊郭街・吉原の引手茶屋ののれんに用いられたそうです。

 

毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう 水戸黄門まつり)
 亀の甲羅を模様化した亀甲を組み合わせた、毘沙門亀甲です。似た組亀甲には小さな正三角形が模様の中にあるそうです。

 

菊唐草(六地蔵寺 六反田町767)
 六地蔵寺大師堂の座布団で見た模様です。ともに吉祥文である、菊花文と唐草文を組み合わせているようです。着物や焼物などでも見ることがあるようです。

 

麦藁手(京成百貨店 泉町1-6-1)
 茶碗などに縦に引かれた線の模様だそうで、線の色には赤や茶、蘭、緑などが使われるようです。線を麦藁と見立てたようです。この使い古した茶碗では、線が内側や高台にまでのびています。

水戸の伝統模様(7)

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水戸の昭和(2)

2024-10-15 21:48:18 | 水戸

 昭和20年以前の、昭和らしいものをみつけてみました。昭和1年生まれの人が、今年で98歳のようですので、すでに歴史の中にはいりつつある時期のようです。

 

昭和3-4年 大日本史(水戸市立博物館)
 昭和3-4年に徳川光圀生誕300年を記念して出版された「大日本史」だそうです。見返しの葵は、横山大観が描いたそうです。光圀によって始まり、「史記」にならった様式で編纂されたという日本の歴史だそうですが、今、ながめて見ても、漢文なのでほとんど読めないのが残念です。

 

昭和4年 延命地蔵(桂岸寺 松本町13-19)
 隣にある初代の延命地蔵は、宝暦10年(1760)の建立だそうですが、写真の2代目は、昭和4年7月7日に建立されたようです。この年の10月に昭和恐慌が始まるようですが、その前夜の景気のあまりよくない頃のようです。

 

昭和10年 偕楽園の観梅(偕楽園 常盤町1-3-3)
 写真は、偕楽園の観梅行事の一つで行われた園芸会場に集まった観梅客だそうです。こうした写真を見ると、今より来園者は多かったのだろうかとも思われます。岡田啓介が総理大臣だった年で、美濃部達吉の天皇機関説が批判された年のようです。

 

昭和10年 大手橋(三の丸36°22'29.8"N 140°28'42.6"Eあたり)
 佐竹義宣(よしのぶ)が築造した橋で、徳川頼房が修築してから大手橋と呼ばれるようになったそうです。文禄5年(1596)と刻まれたこの橋のかつての擬宝珠は、現在徳川ミュージアムにあるようです。昭和10年12月に現在の橋が竣工したようです。昭和7年竣工の水府橋は新しくなりましたので、大手橋はがんばっているようです。

 

昭和12年 吐玉泉(写真は、偕楽園公園センター 見川1-1251)
 現在は4代目の井筒だそうですが、写真は大正3年に設置された2代目の井筒だそうで、撮影されたのは昭和12年だそうです。昭和25年まで使われ、水でとけてやせ細った2代目井筒は、現在、偕楽園公園センターの裏側あたりにあるようです。このかたちがもともとの形だったようです。柄杓がいくつも置かれていて、自由に飲めるようになっていたようです。

水戸の昭和(1)

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水戸の花火(3)

2024-10-14 21:54:02 | 水戸

合図花火(見川小学校 見川2-96-3)
 水戸では行事開始を知らせる合図花火がよく打ち上げられるようで、水戸市消防局による「煙火(花火)打上げ情報」がネット上に公開されています。昨日の「雅千人きもの」というイベントでも、たくさんの合図花火が打ち上げられたようです。写真は、平成30年に見川小学校で行われた「見川ふれあいまつり」での、合図花火打ち上げ風景です。

 

野村花火(リリーアリーナMITO 水府町864-6)
 日本を代表する野村花火工業㈱(新原1-3-37)を紹介するパネルが、去年開催された水戸市産業祭'23の企業紹介スペースで掲示されていました。

 

奉納花火(護国神社 見川1-2-1)
 慰霊安鎮、疫病退散を願う奉納花火が、護国神社で打ち上げられたようです。写真は去年8月のものです。

 

壁画(赤塚駅西線アンダーパス 36°22'51.3"N 140°24'31.7"Eあたり)
 赤塚駅西線のアンダーパスの壁面に、花火の絵が描かれていました。

 

見えない花火(千波湖北側遊歩道)
 以下は、今年の7月に開催された水戸黄門まつりの花火大会です。今年は中盤からの天候不順で、たいへん残念な大会になってしまいました。ガスが低くかかってしまい、写真のように花火が見えないという状況もありました。

 

有料席(千波湖沿い桜川北岸)
 今年は有料の見物席がそうとう広く設けられたようで、桜川北岸にはびっしりと椅子が並べられていました。

 

打上筒(千波湖南岸)
 千波湖南岸は通行止めになっていて、花火打上場になっていたようです。写真のように千波湖に浮かべた台の上に打上筒がたくさん並んでいました。

水戸の花火(2)

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水戸で行われた今日のイベント(2)

2024-10-13 21:34:17 | 水戸

 この三連休は水戸のイベントデーのようです。以下は、ちらっとでも行ってみたところです。ほかにもまだまだ、たくさんのイベントが行われているようです。これが豊かさということなのかなあと思います。去年も同じころに同じようなことを書きましたが、イベントの内容がまるで違うのに驚かされます。

 

雅(みやび)千人きもの(市内各所)
 着物を着て水戸を楽しもうというイベントのようです。7ヵ所の会場があったようですが、水戸駅北口では、太鼓演奏などがおこなわれているようでした。ギネス記録への挑戦もしたようです。

 

いばめし総選挙2024(三の丸広場 三の丸1-5)
 一般料理部門41、スイーツ部門39がエントリーしているようです。三の丸広場の会場には19店が出ていたようです。水戸からは、Bio Harvestの米粉ペンネの豆乳味噌クリームパスタと、パティスリーKOSAIのシェーブルチーズのふわとろタルトが出品されていました。写真ではBio Harvestが切れてしまいました。ごめんなさい。

 

安達隼人・いばらき若旦那コンサート(三の丸広場 三の丸1-5)
 いばめしを盛りあげるコンサートもありました。黄門さんも聞きほれているようでした。

 



一般書リサイクル本無料提供イベント(茨城県立図書館 三の丸1-5-38)
 古くなったりして保存の価値のなくなったリサイクル本を、無料で配布しているようでした。児童書も沢山あったようです。

 

アーバンアウトドアキャンプ(千波公園ふれあい広場 千波町)
 ふれ合い広場がテントで埋まっていました。キャンプがブームのようで、こうしたイベントもにぎやかになるのでしょう。百以上はありそうでしたし、いろいろな種類のテントがあるのにもびっくりしました。

 

第24回東日本学校吹奏楽大会(水戸市民会館 泉町1-7-1)
 きのう、今日と、小中高生の吹奏楽大会がグロービスホールで行われたようです。たくさんの参加者があるのでしょうか、入口を少なくして、人の流れをセーブしているようでした。写真は去年のものです。

 

名品ゾクゾク-歴史館の半世紀-(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
 今年は茨城県立歴史館が開館して50年になるそうです。ロゴマークや、何種類ものパンフレットを作ったり、グッズ販売をしたり、特別展を開いたりと、力が入っているようです。

 

クロガネ 鐵 古代水戸の鉄生産(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
 市内で出土した鉄製品や、生産の遺跡などが紹介されていました。かつては、市内あちこちで、小規模に鉄製品が作られていたようです。

水戸で行われた今日のイベント(1)

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水戸の入り口にある石

2024-10-12 21:19:41 | 水戸

 大きな石を入り口付近に置く住宅などをよく見かけます。何となく、周囲の景色を引き締めたり、落ち着いた感じを醸し出しているような感じがします。石の持つ霊力で結界をはって、家を守るという意味もあるのでしょうか。

 

長屋門(酒門町)
 たぶん、江戸時代、水戸藩に多額の献金をして水戸藩の財政に寄与することによって、長屋門を許された農家の一つなのでしょう。水戸ではよく見られる農村部での風景のようです。このお宅では門の前に大きな石を置いてどっしりとした雰囲気をつくっているようです。門前に庭がつくられていたのでしょうか。

 

和風建築(元吉田町)
 最近建築された和風スタイルの家のようですが、通路を曲げて、門の前に石庭を築き、大きな石を置いているようです。

 

民家(栗崎町)
 このお宅は、たくさんの石を並べて塀のような雰囲気をつくっているようです。石に座った恵比寿石像などもあるようです。

 

マンション(笠原町)
 このマンションの入口には、表面に瓢箪のような形を刻んだ門柱のような大きな石がたてられていました。

 

マンション②(見和)
 今風マンションの入口に、四角っぽい不定型な石が2つありました。オブジェとして置かれているのでしょうか。

水戸の石(7)

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