フォークリフトリフト 二日目 実技
学科の場所とは違った所で、全天候型の屋内、ビルの5階にフォークリフトが2台、そして、2コースを取れる施設まで、行きました。
予定時刻通り、午前9時からスタートです。
ふたりの講師がいて、温和な方がまず今日一日の説明をしてくれました。
年の頃は、私より一回り以上の先輩で70代と60代といった感じです。
双方のチーム6名ずつ、計12名で、私は、説明をしてくれた70代の方ではなく、私より背の高い指さし棒を持った少し厳しそうな感じの人でした。
今日は、荷物を積み取り、積み下ろしはなく、走行になれるようにする一日でした(空パレットを積んだ走行もあり)
乗った事のある経験者6人中4人、当然、私は全くの未経験という事で、走行に慣れるためを真剣に、直進からスタートです。
初めに戸惑ったのは、ハンドルは左手操作の右は足の腿に置く姿勢で、ハンドル左に時計でいえば9時の位置にノブがあり(これが直進状態)、この乗車姿勢から旋回の感覚と、バッテリー動力で、右にあるシフトを前に倒せば前進、後ろに倒せば後進という事で理にかなっているのですが、普段、プライベートで乗っている車のATは、全くの正反対です。
このシフトの違いが、荷物の積み取り、積みおろしの時に大きく。誤動作を行ってしまい苦しめられたのです。
直進した感じでは、アクセル、ブレーキの感覚はすぐに慣れたのですが、このフォークリフトで大事な操作である、狭い倉庫を縦横無尽に走り回るハンドル操作には、苦労をさせられました。
物流関係やこの研修行う組織の身内の事業所に方達には、この操作もほぼ、完璧にこなしていきます。
私といえば、どうも後輪操舵なので、スラロームや直角カーブなどで、曲がり角を前輪を沿わせて、後輪で舵を取る感覚に、なじめず、何度もパイロンを当てて、四苦八苦でした。
さらに、フォークリフトは、前に大きな重い荷物を載せるので、前方の視界を塞ぐ(そのため、座席は左より付いています)ので、後進(バック)が基本らしく、前進も後進も半々の割合で走行するので、私にとって、ハンドル操作が、ままならず、コースアウト・パイロン接触、立ち往生など、かなりの苦労させられてしまいました。
後半、あまりにも上達しないので、講師から、午後からの休憩時間や、午後6時30分からの補習もしてくれて、情けないような、恥ずかしいような一日でした。
講師の一つ一つの細かい基本動作を取らないと、どこからでも、鷹のように見ていて、「ゲキ 檄」が飛んできて、そのことも、小心者の自分には、さらに、緊張して固まったのかなとも思っています。
停車した位置から、走行姿勢で走り出すまでの講師に教わった通りに書いてみましょう。
まずは、指差確認から、「前方よし」「側方よし」「後方よし」、左手は左ヘッドレストの取っ手に、右手は座席の左上部の取っ手に、左足は座席横のステップにかけて、フットブレーキを踏んで着座をします。
右手でシートベルトを取り出し、左手に渡し、左側に嵌めて完了、次に、左手でシート下の調整レバーを動かし、左右のミラーを「よし」と指差しして確認をする。
エンジンキーを回し、まずはチルトレバーを右手で下げて、地面に接地したフォークを水平に揚げ(これが難しい)、さらに、上下レバーを右手で上げて、走行姿勢(10から15センチ)まで上げて、それから、右手でチルトを完全に上げて、フォーク完全に斜めにはね上がった走行姿勢にしてから、シフトレバーを右手で前に揚げて前進にして、左手でサイドブレーキを解除してから走行の準備が完了です(前進はパトライト点灯、後進はさらにブザー音が加わります)。
「後方よし」「前方よし」と指差し確認をしてから、アクセルを踏んでスタートです。
まだまだ3回表と裏の序盤戦攻防というところなのでしょうが、私には頭がこんがらがってしまい、手足がてんでばらばらの動きになってしまい、4回まで行けずノックアウトといったところでしょうか。
ああ、先が思いやられるという感じです。
つづく