弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

地裁判事も 2年目だから 難題さばいて 行かないと

2006年06月09日 20時29分40秒 | 未分類
昨年4月に東京高裁から東京地裁に異動してから、1年2か月が経過した。
裁判迅速化法では2年以内の解決が努力目標となっているから、私の当面の獲得目標は、前任の裁判官から引き継いだ事件は全て、遅くとも来年3月までには判決又は和解によって解決する事である。
残すところ、約20件。
もちろん、「長期未済事件」にはそれぞれ、それなりの理由があり、容易でない事件が多いが、納得のいく早期解決を目指したいと思う。

上級編ほど 難しくなり 判事悩ます 問題集

2006年06月09日 00時02分55秒 | 未分類
三審制だから当然だが、裁判官に出題される「問題集」は上級審ほど難問になる。
目下のところの最難問は、あの問題だろう。

昨年10月10日に結果が発表された毎日新聞「日本のスイッチ」では、次のような意見分布になっていた。
首相の靖国参拝、最高裁で憲法判断をすべきだと
思う………47%(21558人)
思わない…53%(24132人)

合憲か違憲かという「本案」の問題の前に、そもそも判断すべきかどうかで真っ二つに「国論」が割れているのである。
そして「解答」は世界から注目されている。