2024年 Latitude E7470 メモリー換装とWWANモジュールの実装
検査入院で1週間のベッド暮らしとなりました。
入院は予定されていたので、Latitude E4300(Windows 8.1)に変わる中古のノートPCを物色、アマゾンで「2016年発売の適当なもの」を見つけました。「アマゾン整備済み品」として検査・テストされた完動品ということです。
【 DELL Latitude E7470 】
インテル Core i7-6600U(2.6GHz)(チップセット インテル第6世代 SkyLake )
OS ( Windows 11 Pro ) SSD(256GB) メモリー(4GB×2 8GB ) 14インチ 1.5kg
WiFi Bluetooth 日本語キーボード Microsoft Office Professional Plus 2019
本機裏表にラベルは一切無く、液晶パネル表に「DELL」のロゴもありません。液晶パネルを開けて下部にロゴマーク「DELL」、日本語キーボード端に「Latitude E7470」の名称が見られます。パームレストに僅かなベタ付き感、液晶パネル表蓋の一部に「擦れ」がある以外は、ヒンジの緩みも無く、スムーズに開閉し、一番目立つ蓋上面も全くきれいなものです。
これからのイジり倒し、大人のオモチャと翻弄されるわけですが、第一段階は「クリア」と言ったところです。
( 中古 DELL Latitude E7470 )
( Latitude E7470 日本語キーボード )
( Latitude E7470 本体背面 )
システム・バージョン情報にて、デバイス・WINDOWS 各仕様を確認しましたが、購入時の製品仕様情報との間に問題はありませんでした。
( Latitude E7470 システム・バージョン情報画面 )
DELLには、各製品毎に「オーナーズマニュアル」が用意されていて、それを手掛かりにコンポーネントパーツの取り付け取り外しを行い、ドライバー・パーツ変遷をたどり、古い機種でも最新のOSに適応した環境を構築できるようになっています。本機でも、Windows 11に沿ったドライバーの診断・更新・ダウンロードをAなりに行いましたが、2、3のデバイスでは未だドライバーが「!」状態です。
【 メモリーモジュール換装 】
本機は、メモリーモジュール「DDR4-2400MHz 4GB×2」が既装されていました。最大16GBまで搭載可能とのことですが、巷情報では32GBまでOKとありました。但し、ボトルネックの可能性が無きにしも非ずとのことです。
換装用メモリーモジュールは、「シリコンパワー 8GB×2」を用意しました。
( シリコンパワー メモリーモジュール DDR4-2400 8GB×2 )
本体背面ベースカバー固定ネジ8ヶ所を外すと、中央にメモリーモジュール2枚が見えます。
( 背面ベースカバー固定ネジ8ヶ所 )
( ベースカバーを外すと中心に2枚のメモリーモジュール )
既装のメモリーモジュールを固定しているクリップを引き、システム基板より取り外します。メモリーの切り欠きが合うように、換装用メモリーモジュールを斜めよりソケットに差し込み、クリップが「カチッ」と固定したら、換装完了です。
DELLの「オーナーズマニュアル」では、バッテリーを外してから、メモリーモジュールを差し込むようになっていますが、Aはバッテリーを外さずに換装しました。
( 片側(左)だけ換装したメモリーモジュール 8GB )
( メモリーモジュール換装後の背面写真 )
システム・バージョン情報画面にて、メモリーモジュール実装16GBが確認できます。
( E7470 メモリーモジュール実装16GBを確認 )
【 WWANモジュールの実装 】
マイクロSIMカードトレイを備えた本機には、WWAN(携帯電話機能)モジュールをオプションとして用意しているようです。かつて、同様の機能を持った中古E4300にて、WWANモジュール装着を試みましたが、実現しませんでした。
今回用意したWWANモジュールは「Sierra Wireless AirPrime EM7455 DW5811e」(Qualcomm Snapdragon X7 LTE(DW5811e))ですが、背面ベースカバーを外して全く困りました。金属製ブラケット・モジュール固定ネジ・アンテナ配線など、予定していたパーツ配備が全く無く、基板上のコネクタと虚しいスペースが空いているだけでした。
( WWANモジュール )
( WWANモジュールスペースにはコネクタ以外何も無し )
WWANモジュール用ミニアンテナ2本を用意するに当り、悲しきかな「文系男子」として危うく失敗するところでした。アンテナ接栓には、その大きさにより2種類ありました。ざっくばらんに「大」が「U.FL Cable」、「小」が「MHF4 Cable」です。用意したWWANモジュールをしっかり見ながら、「MHF4 Cable 240mm」を購入、無駄な出費をせずに収まりました。
( WWANモジュール用アンテナ MHF4 Cable 240mm )
ここからは、経験の無い全くの自己流です。WWANモジュールを取り付けるに当り、アンテナ線の取り回しの関係から、バッテリーを外しました。モジュール固定ネジ1本をE4300から調達、まずWWANモジュールをシステム基板上のコネクタに差し込みネジ固定します。小さな小さなMHF4 Cable 接栓を20分費やして、WWANモジュールの「MAIN」、「AUX」に外れないよう強く差し込みました。また、アンテナ線の取り回しには、要領・知識が全く無いので、気ままにパーツ間をくねり、バッテリー下に先端を固定しました。
( アンテナ線の配線上バッテリーを外した )
( アンテナ線をMAIN・AUXに接続 ケーブルを取り回す )
( WWANモジュール固定・アンテナ線の取り回し完了 )
バッテリーを取り付け、「メモリー換装とWWANモジュールの実装」は完了しました。ノートPCですので、WWANモジュールへの確実なMHF4 Cable 接栓取り付けとアンテナ配線の内部あばれに特に注意しました。
( E7470 メモリー換装とWWANモジュールの実装を完了 )
早速、「OCN モバイル ONE」で使用中のデータ専用マイクロSIMカードを、本機右側のSIMカードトレイ差し込み口より挿入、デバイスマネージャー/ネットワークアダプター画面に、「DW5811e Snapdragon X7 LTE」が認識されました。
( E7470 右側SIMカードトレイ差し込み口 )
( デバイスマネージャー画面にWWANモジュールが認識された )
また、「ネットワークとインターネット」画面上に「携帯電話」として認識、プロパティに電話番号が明示されました。「OCN モバイル ONE」の新規受付は打ち切られましたが、既存ユーザーのサービスは引き続いて行われています。Aはデータ専用SIMですが、IP電話アプリ「050 plus」を介して 050-の新電話番号取得、通話品質もまあまあで使っています。
携帯電話機能(「050 plus 」)をオプションで追加以後、PC起動時「050 plus Win」のスタート画面がポップアップ表示されます。タスクバーの通信ネットワークウィジェット画面に携帯電話が追加されました。
( ネットワーク画面の「携帯電話」よりAPN設定 )
(「050 plus Win」のポップアップと携帯電話のウィジェット画面 )
【 ノートPCスタンド 】
一般的で無い「ノートPCスタンド」を見つけました。人間工学に基づいた適度な傾斜(角度)、滑り落ちずに机上でしっかり固定、キーボードを操作してもぶれること無く、幅広いノートPC(12.1吋~17.3吋)の大きさに対応、安い価格で、欲しい長さに容易に切断できるものです。
゛ぶらり ゛ホームセンターで遭遇したものは、「安心クッション半月型」の緩衝材です。400mm長の半月型厚み26mmです。適度な固さの枕で、PCが沈み込むこと無く、机上で滑らず、安定してホールドしてくれます。横幅34cm弱のE7470では、左右3~4cmほど余りますが、何の問題もありません。手触り良い形ですので、あらゆる収納に適合できそうです。カラーは、黒・黄・赤・青・グレーとありますが、ビジネス・プライベート環境では「グレー」が無難な色かと? ¥600弱(ホームセンター)とお手頃価格。次回は、一寸低い18mm厚みを試して見たくなりました。材質は、NBR(発泡ゴム)です。
( 緩衝材「安心クッション半月型」をノートPCスタンドに流用 )
( 切断可能な緩衝材「安心クッション半月型」)
( 長さ400mm×厚み26mm )
( 適度に机上面とノートPC背面にフィットした緩衝材 )