卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

「 A & K の菜園日記 」

2012年12月25日 20時20分17秒 | 日記・エッセイ・コラム

 12月22日は、この時期にしては珍しい結構な降雨があった。当日、その中でゴルフをしていた。……昼食を摂ったところで、ますます雨が強くなったので、みんなして喜んで以後のプレーを止めた。
 今年最後の三連休(天皇誕生日)の最終日、まだ少々畑の土は水気を吸っていたが、もう機会がないので、2年目の短形自然薯の収穫に腰を上げた。


12月24日 短形自然薯の掘出し 11:00~14:00


 2年も耕さない場所なので、水気が無ければスコップが入らない。掘起こした土のスコップからの土離れが悪いが、何とか作業は、出来る。


 短形自然薯は、3回目の収穫。最初は、今の「小さい畑」の同じ場所で、そこそこの初めての収穫!…作って良し、食べて良し…の嬉しい感動を味わった。2回目は味を占めて、一気に6ヶ→21ヶに増やし、これまたそこそこの収穫を得た。ただ、21ヶを掘起こすのは、結構な時間と体力を要して、2日間がかりだった。3回目の昨年の植付けは15ヶ、収穫時期の冬場にタイミングを逃し、2年目のこの時期となった。素人考えで、「2年も寝かせているので、さぞかし期待の出来る大きさには、なっているはず……!」と、幾分胸を躍らせていた。

A

    ( 短形自然薯の掘起こし作業)


 目印の鉄杭の手前1m位から垂直に60cm掘下げ、そのまま鉄杭の30cm手前まで横に掘り進む。幅は60cm位。鉄杭の回りに枯れ残った蔓(つる)の下を注意して、土を取り除く。ゆっくりと芋の輪郭を探りながら、上から、横から土を除く。徐々に芋の大きさが判る程に、楽しさが倍増する……と、2回目までは、こんな感じだった。


 蔓の下にある芋に穴が空いて、空洞にナメクジが1・2匹、奥にはダンゴムシが巣喰っていた。2本目は、萎びて芋の体裁を成さない黒っぽい塊だった。3本目、長さ20cm位の芋と枝分かれした芋は、萎びて腐っていた。4本目、地上の蔓の下には、それらしい残滓(ざんし)と他には何もなかった。5本目も、同じ様子。
 思わず、除草作業をしているKに、泣きを入れて作業を中断、以後の収穫を止めた。

Photo

   (見るも無惨な短形自然薯の姿)


 自然は、正直だ。植えっ放しで、手間を掛けないと、「こうなる…証明!」。
 傲慢な人間の好きには、させないよ!……と、言われている気がした。


 反省! 反省! 反省! 反省! 〃 仝 々 … ? !


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