2019年 一寸気をひく「カップ敷き」
所用があり、4月18日・19日と、福島市へKと行ってきました。夕食は、ホテルより当てもなく駅方面の繁華街へ向かい、行き当たりばったりのお店探しとなりました。事前に気の利いたところを探しておくのが、Aの常ですが、今回は……? 居酒屋街へ迷い込み、1軒の和風居酒屋へ、腰を落ち着けました。Aは日本酒とちょっとした肴を、Kは小腹程度のものを注文しました。二人とも、今一つ食欲に行き足が弱かったので、30分ほどで退店しましたが、Aは何の気なしに、「カップ敷き」を持ってきました。
福島で入った居酒屋は、関東を中心に外食産業の居酒屋チェーンを展開する、ある大手のお店の一つでした。Aもその名前は知っておりましたが、そこの「カップ敷き」のことは知りませんでした。「カップ敷き」の形で無く、書かれている言葉に興味を持ちました。
(ある「カップ敷き」)
あまり浪花節調で古臭く無く、上から目線の押し付け調でも無い、思わず共感が湧き出でるかのような内容が、花の名前に゛かけられ ゛て、七五調の言葉に込められているものでした。Aはこの手の言葉(文章)が好きですので、ピックアップしてみました。
皆さんの目に触れやすい゛もの ゛なので、結構、色々な方にこの「人生花づくし」は取り上げられていました。どちらかと言うと、やはり女性の方が気にされているようで、作者は「読み人知らず」とのWeb検索でした。人生の真理を綴る内容から「仏法僧関係かな?」と独り言が出てしまいそうですが、フルバージョンの長文も見つけましたので、下記に記しました。
「人生花づくし」
親の教えは きくのはな
悪に染まれば くずのはな
人の悪くち くちなしで
愚痴とまやかし なしのはな
頭は垂れて ふじのはな
笑顔あかるく ひまわりで
愛をはぐくむ ばらのはな
心清らか しらゆりで
香りも高き うめのはな
迷いの綱は きりしまで
罪と障りは けしのはな
失意の胸は なでしこで
世は移ろいて あじさいの
翳り背負いて ゆうすげで
月日は早く たちばなで
年もつもれば こけのはな
恍惚きざせば ぼけのはな
露よりもろき あさがおで
行者の照明 つげのはな
散り際さやか さくらばな
先は浄土の はすのはな
菊 葛 梔 梨 藤 向日葵 薔薇 白百合 梅 霧島 芥子 撫子 紫陽花 夕菅 橘 苔 木瓜 朝顔 柘植 桜 蓮。