2022年「A&Kの菜園」冬野菜の準備(1)除草・荒起し・施肥
7月16日、新型コロナワクチン4回目接種を受けました。1~3回目同様特別な副反応もなく無事終わりました。そろそろいいかな?…と、数日前「接種証明書アプリ」を試したところ、これも4回目に更新(再発行)されていました。コロナ禍になってから外食・外出・外泊をA&Kとも極力控えていますので「新型コロナウィルス感染症予防接種証明書」の提示する機会など皆無でしたが、Aが初めてアプリを使用するチャンスに遭遇しました。7月末「DeOB会」の夏季宿泊ゴルフがあり、栃木に行ってきました。その折、県民割りの優遇対象者となり、スマホアプリを提示して恩恵に浴する羽目となりました。
8月13日早朝5時過ぎ、磨りガラスが真っ赤に染まっていました。「スワッ、火事か!」とガラス戸を開けたところ、東の空の朝焼けでした。天候不順が続いていましたので、久し振りに目にする光景で、思わず写真に撮りました。
(8月13日 久し振りにきれいな朝焼け)
8月23日 最後のキュウリ収穫と除草作業 16:00~18:00
前回の防鳥網の解体から2週間少し経ち、畑作業が恋しくもあり、まだまだ暑い陽射しに出不精にもなっていました。お仲間の中には、夏の名残を片付けてきれいに耕起を終わっている方もおり、少し焦り始めている時でした。3時を過ぎ4時近くになり、暑さも心持ち緩んだ頃作業に出ました。今年の冬野菜は畑の西側半分で、6月11日にタマネギを収穫した跡になります。雑草予防に収穫後の展張マルチをそのままにしてありますが、それでもマルチ回りには雑草がはびこり何回か除草作業を済ませていますが、3週間も放ったらかしにしておくと写真のような有様です。
タマネギ・ジャガイモと不良続きで、その後の夏野菜も雨不足の日照り続きで良い成果を得られませんでした。特にトマト・ピーマン、オクラは酷いもので、人に差し上げられるものではありません。そんな状態の中、概ねいつも以上の収穫があったのはキュウリでした。うだる陽射しを嫌がって3日も放って置くと、お化けの丸太ん棒になってしまいます。最盛期では毎日の収獲が必要になります。お化けキュウリでも「好みだから!」と言って、受け取って頂ける御奇特な方もおいでになるので、時折、3回に1回はお言葉に甘えさせていただいております。そのキュウリもここら辺が限界の様子で、ツルや葉が痩せて枯れ始めました。「今日が最後ね!」と、Kはツルを避け葉っぱをかき分けて収穫していました。一時、色艶も悪く側枝に支柱も立てなかったので傷だらけのナスでしたが、秋ナス向けに剪定、側枝を落としたのが良かったのか? また盛り返して着果し始めました。
二人して1時間半ばかりでマルチ回りの除草を終えました。
(8月23日 マルチ回りにはびこった雑草)
(8月23日 タマネギ跡を除草中 A )
(8月23日 キュウリ最後の収穫 K )
(8月23日 冬野菜の場所 除草完了 A&K )
8月25日 キュウリ棚解体・マルチ撤去・荒起し作業 14:30~17:30
暑さを敬遠して畑に出る腰が重くなっていましたが、思い切って畑作業に出てしまうと、お仲間の進捗状況やオーナーTさんのお声掛けなど、気になっていた事に火が付き、遅れまいと取り返したい気持ちに油が注がれ、作業に出ないではいられなくなってしまいます。Tさんやバイクの方(誰?)は、時間帯は色々違えど「畑詣」に日参しているようです。
Aの行き付けのホームセンターは2ヶ所あります。大雑把に川の向こう側と畑のあるこちら側ですが、午前中、こちらがわのお店で冬野菜用の肥料・堆肥を購入してきました。
【8月25日 購入した肥料・堆肥】
牛糞堆肥 40L (10a当たり 20袋~50袋) × 2袋
細粒状醗酵鶏ふん 15kg (10a当たり 30袋~60袋) × 2袋
圧縮 完熟腐葉土 100L × 1袋
苦土石灰 粒状 20kg (10a当たり 120kg~160kg) × 1袋
天然有機質カキ殻石灰 5kg (1袋当たり 50㎡) × 2袋
腐葉土(南信州産) 30L × 3袋
有機栽培をモットーとしているのでその種のものがいつもの通り並んでいますが、今回の施肥に当たり、今までの「目分量」を見直し、各肥料毎に表示されている標準施肥目安量に気を配ってみました。極端な降雨量の変化、台風被害、酷暑日の続く日照りなど作物には厳しい環境が重なって、高齢化した私達にはなかなか付いていくことはできません。今年のAの畑の栽培状況を見ると、元肥不足 or 元肥過多としか思えないような生育なので、せめて……環境を変えることはできないので……、適正と思われる施肥の目安を実践することにしました。腐葉土を除く(なぜか?は今後の課題)有機・化成肥料には、個別に標準施肥量が明記されているので、Aの畑(14m×3.6m 50.4㎡(15坪))に当てはめてみました。Aの畑は概ね東西に長く、真ん中に長期間据え置く「越谷黒一本太ネギ」を境に西側/東側と分け、夏/冬交互に場所を入れ替えて栽培しています。今年の冬野菜は西側ですので単純に25㎡として、肥料袋記載のa(1アール・100㎡)目安を基本として、その1/4を施肥することにしました。
「施肥基準」をサイトでググると、農水省の「都道府県施肥基準等」がヒットしました。お上らしい口上で述べてありますが、各自治体の「施肥基準」、「土壌診断基準値」、「減肥基準」、品目別栽培指導指針などと共に直接関係先・項目別にリンクできる内容で役に立ちそうです。
〇施肥基準利用にあたって
「化学肥料や堆肥などの施肥は作物に栄養を供給するために不可欠ですが、過剰な施肥はコスト面でデメリットが大きいだけでなく、環境に悪影響を及ぼすことがあります。
適正な施肥を行うためには、都道府県の「施肥基準」に則した施肥を行うほか、定期的に土壌分析を行い、その結果を「土壌診断基準値」と照らし合わせてほ場の状態を把握し、ほ場に肥料成分が過剰に蓄積している場合には、「減肥基準」を参考に肥料の種類や施肥量を見直すことが重要です。また、都道府県の施肥基準には、必要な施肥量や施肥の時期だけでなく、施肥に関する基礎知識や、より効果的に施肥を行うための技術なども記載されており、取組みを進める上で参考となります。」
いかにもお上という内容ですが、20年以上菜園を楽しんできた者として、原点に立ち戻る重みのある内容です。今後、活用していきたいブックマークになりそうです。今度、ホームセンターより「土壌酸性度計」を借りて、試しに計ってみたいと思います。
(8月25日 今年の冬野菜用肥料・堆肥)
(標準施肥量を明記したもの 細粒状醗酵鶏ふん 15kg )
(標準施肥量明記の 苦土石灰つぶ状 20kg )
(8月25日 作業前の畑 冬野菜用 西側半分)
(8月25日 作業前の畑 東側半分)
23日に除草したタマネギとミニ白菜跡の展張マルチを30分ほどで撤去しました。また、畑での約束事である「ゴミ・野菜クズの整理整頓」に基づいて、23日の除草クズ・野菜残滓を厚目ゴミ袋に詰め込み、畑より持ち出しました。昨年初めの旧畑では、お仲間各自のスペースも広かったので、大穴を掘り埋めていましたが、こちらの畑では他の人の目や取り決めもあり、直ぐに処分することが原則です。
(8月25日 タマネギ跡の展張マルチを撤去 A )
(8月25日 ミニ白菜跡の展張マルチを撤去 A )
(廃棄マルチや除草クズ・野菜残滓は早々に持ち出す A )
マルチ撤去から引き続き、「荒起し」作業を開始します。冬野菜の西側半分の場所は、幅95cm黒マルチで5畝半ほどの植付けスペースになります。今日は曇天無風の蒸し暑い日ですので中々作業がはかどらず、西側半分とミニ白菜跡の「荒起し」に1時間半を費やしました。
途中から応援に入ったKは、23日に最終収穫を終えたキュウリ棚ネットに絡んだツルや枯葉を鋏を使って取り除いています。この作業も案外手間がかかり、Aが「荒起し」中に終えてもらったことは大助かりでした。その後、Kは地味ですがやり残しの効かない坊主不知ネギ脇の除草を担当してもらいました。
(8月25日 西側半分の荒起し作業中 A )
(8月25日 1時間半を費やし荒起し作業完了 A )
(8月25日 キュウリ棚のツル・枯葉を撤去中 K )
(坊主不知ネギ脇の除草中 K )
Kにきれいに残滓を取り去ってもらったキュウリ棚の解体には30分もかかりませんでした。Aは野菜棚の組み立てにはPP紐やシュロ縄、ジュート紐(麻ひも)は使いません。家庭菜園を始めた20数年前PP紐を使って棚を組み立てた時、キツく縛れば縛るほど手指にに食い込む紐の痛みと数をこなす強ばりの激しい様子に、「長く菜園を楽しみ、長続きする作業形態には少々の出費は仕方が無い」と思い、以後、現在も使っている「結束バンド」を取り入れました。他の家庭菜園をされている方から面と向かって「高価なものを使っているね!」と言われたことはありませんが……。真夏の酷暑の中、除草作業をコツコツと除草鎌で膝を付きながら雑草と格闘する事は否としませんが、組み立て分解を楽にこなせる結束バンドを紐に替える気はサラサラありません。
(8月25日 キュウリ棚解体作業 A )
蒸し暑い日でしたが、A&Kのコンビネーションが発揮され、今日は結構な作業量をこなしました。本日最後の作業は、1回目が3月12日、2回目が4月28日に行った「越谷黒一本太ネギ」の3回目の土寄せ作業です。7、8月の暑い時期には葉身(ネギの緑色の葉上部)が白く変色し枯れてしまうものや、一本丸ごとダメになっているのも今年は多いようですが、Aのネギは3月より頑張って残って生育しています。あらわになって葉鞘(地上に出ている白い食用部分)が10cmほど露出した部分に土をかけました。
(8月25日 ネギに3回目の土寄せ A )
8月27日 元肥を施肥 10:30~11:30
夜のうちに通り雨が降ったようです。朝、道路に水溜まりがありました。朝食後、時折陽射しが雲に遮られて、暑さが幾らか緩む様子なので、昨日積み込んでいた肥料とともに畑に向かいました。Kは「酷いことになっても知らないから、注意してね!」とほぼ捨てセリフを投げかけました。
(8月27日 作業前の畑)
25日に購入した肥料・堆肥を西側半分(25㎡)の広さ用に、一部計量し持ち込みました。
【8月27日撒布の肥料・堆肥】(25㎡)
牛糞堆肥 40L(1袋) (標準施肥量 0.5袋(20L)~1.25袋(50L))
細粒状醗酵鶏ふん 20kg(1.3袋)(標準施肥量 7.5袋(112kg)~15袋(225kg))
苦土石灰つぶ状 5kg (標準施肥量 3kg~4kg)
天然有機質カキ殻石灰 4kg (標準施肥量 2.5kg)
腐葉土(南信州産) 90L(3袋)
※標準施肥量は各肥料・堆肥に記載された目安より25㎡に換算して導き出したもの。醗酵鶏ふんは特別に多い目安の表記でしたので、いつものAの感覚の量を撒布しました。農水省の自治体の「施肥基準」に則ったものではありません。天然有機質カキ殻石灰は自然由来のものと考え、苦土石灰とは別に撒布しました。
作業中に風が止み、雲の晴れ間より強い陽射しが差し始めたため、持参した肥料・堆肥を撒布するのがやっとの状況で、酷い汗まみれになりました。熱中症の危険も感じたので、1時間ほどで畑より退去しました。
(8月27日 撒布肥料・堆肥 個袋のものは事前に計量したもの)
(8月27日 牛糞堆肥の撒布中 A )
(8月27日 腐葉土の撒布中 A )
(8月27日 1時間で5種類の肥料・堆肥を撒布完了 A )