数年前より、「行って見たい!」と思っていました、自転車フリマの祭典? 「関戸橋フリーマーケット」へ行ってきました。
開催日が、季節的に良い4月と10月の第3土曜日(雨の時は翌第4土曜日)のため、なかなか機会が、ありませんでした。
4月18日 関戸橋フリーマーケット(府中市住吉地区河川敷) 08:00~10:00
天気は快晴、微風。朝は、小寒く中厚の長袖フリースが必要でした。2回乗換え、京王線・「中河原駅」に、8時丁度に着きました。
多摩川へ向かって、都18号線府中町田線(通称 鎌倉街道)を行くと、フレームを持った人や、タイヤを1ペア肩掛けし輪っぱを下げた人と行き交いました。道は、間違っていないようです。気持ちがはやり、歩速が早くなります。関戸橋北詰の信号待ちをしていると、河川敷に人集(ひとだか)りが、見えます。思っていた以上の人数で、土手の斜面の草地や段丘の灌木に自転車が、あちこち多数、置いてあります。
ウィキペディアには、「早朝6時より始まり、お昼頃には終了。主催者のいない、自然発生的に集合、解散するフリマ」とありますが、内容通りでしたら、フリマの原型かもしれません。
(朝9時頃の会場 橋の左が多摩市 右は府中市)
会場を一通り見て回りました。年齢層として、20代後半~40代前半の人が多いようです。しかし、私のように60代の方々が、若い人に交じって確実に年齢層を構築していました。こういったマニアックなフリマの特徴なのか、専門用語(主に過去のメーカーや専門パーツ名)が飛び交って、初めての売手と買手が問答を繰り返し、親しく楽し気に、話し合っています。時折冗談も出ますが、ひやかし半分というような、街歩きで見かける様子は無く、お互いの知識を掛け合い、高め合う様子が感じられます。皆さん、自転車好き(マニア)としての自負心…? というようなモノが感じられます。
私も、以前はその業界の一端に身を置いていたので、どなたか知った方にお会いできるか…な? と淡い期待を抱いておりましたが、40年近いブランクは大きく、世田谷の小売店の方1人と、昔話をするのが、やっとでした。
(掘り出しモノを見つけながら……)
(売手も買手も自転車好き マニアックな会話が……)
会場は、掘り出しモノや、目当てのモノを探し出し、値切り交渉をする楽しみもありますが、それ以上の楽しみは、参集した自転車趣味人により組み立てられた、個性ある完成車を見て回る事です。海外まで出かけて収集されたレトロ・稀少パーツをアッセンブルしたモノ、まだまだ残る個性的な工作を施されきめ細やかに製作された中小のフレームビルダーの車体や、40年も前の完成車など、自転車に ゛ ぞっこん ゛はまった方々には、興味の尽きない、垂涎の的の自転車のオンパレードです。
(売り物の結構レトロなメルシェカラーのメルシェ完成車)
多摩川左岸の河川敷に繋がる斜面の土手は、格好の「自転車ギャラリー」です。
(無造作に草地の斜面に放置された「自転車ギャラリー」)
(WATANABE ランドナー車 鼠色が個性的)
(TOEI ランドナー車 ホール抜きしたLFQハブとクランク&ロックナットキャップが個性的)
(TOEI スポルティーフ 車体カラーに合わせたゴールドのベル)
その気は、ありませんでしたが、見つけると ゛ ついつい欲しくなる ゛マニアの性(さが)で、パーツを購入した売手さんの許可を得て、写真を撮らせて貰いました。
(私に売れた勢いで「顔出しでもブログでも載っけていいよ!」とのお言葉を頂きました)
(売手の方が握っているお札は一寸前までは私のものでした)
滞在、2時間ばかりでしたが、「同好の士」が集う、実に楽しく愉快な半日でした。゛ きっとまた10月に来たい ゛と、思いました。
(4月18日の「思わぬ成果!」です)
※ サンマルコ・リーガル サドル
シマノ600サイドプル前後ブレーキアーチ
ダイアコンペ ランドナー用ブレーキレバーQリリース付き(新品)
カンパ・ヌーボレコードRメカ PATENT-78+報国チェーンホルダー(おまけ)
アルミ製手作りリフレクター細身用(2種)(新品)
帰宅した私に、Kの言葉が浴びせられました。
「買ってくるばかりでなく、売りに行くモノも沢山あるでしょう!!」