卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

2019年 2月の母校訪問

2019年02月28日 10時55分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

 2019年 2月の母校訪問

 

 

2月26日午前、部活OB会の用事で、同窓会の窓口のある母校側の大学会館を訪問しました。3月と6月の「同窓会記念品提供依頼」、5月の「打合せ会場使用申請」等々、6月までの細々した事務処理のための訪問です。長年(13年間)窓口担当をされていた方が、今年4月で退職される事や、新しく配属された若手の男性事務職員が部OB会員と面識がある事などのニュースを仕入れることも出来ました。

 

事務局長として5年間お世話になったお礼を担当窓口の方へ述べ、昼ちょっと前に辞して、母校へ向かいました。正門前で、会報編集用の写真を2、3枚撮影、3年7ヶ月をかけて今年5月に竣工する開校130周年記念棟(3号館)へ回りました。既に一昨年末に竣工し、その近代的な機能を発揮している高層棟は、一部工事中の低層棟の向こうにそびえていました。正門受付で教えてもらった「学生食堂」は、低層棟1階にあり、営業しておりました。

 

 

(懐かしいが、昔の面影を全く残していない? 母校)

 

 

46年の月日は、こんなにも母校を変えてしまったのか?……と思いましたが、当時の施設、建物をよく覚えておりません。正門を入って、本館前に確かにあった噴水の池は、影も形もありませんでした。

広く真新しい「学生食堂」は、一般入試も終わり、春のオープンカレッジの時期とかで、昼時ではありますが、閑散として、一般学生は休みのようでした。銀座スエヒロや丸亀製麺のテナントが入ったメニューは、手頃な学生向け(当然ですが!)のものが並んでいました。スエヒロカレー(¥320)隣の「カツカレー(¥420)」と「日替サラダ(¥100)」を注文しました。

「記念棟を見学に来る卒業生は多く、通常の見学日としては、学生が学内にいる雰囲気を感じながら、学食が営業している土曜日が適当日です。最上階に上り、学外の景色を望んで、順次下層階の教場や共有スペースを覗きながら1階の学生食堂で、スエヒロステーキ(¥500)に舌鼓を打った後に、カフェテリアでコーヒーを頂く……というのがコースらしいですよ!」とは、ある学校関係者のご意見でした。

 

 

(「学生食堂」は写っているスペースの4倍以上の広さ?)

 

 

(Aの昼食は「カツカレー」と「日替サラダ」)

 

 

昼食時、幾つかのテーブルの上に「名札」を見つけました。「スピード席」との記載があり、゛昼食時の混雑時は20分を目安に、食事を終わり次第退席を願う ゛旨のある場所(テーブル)で、学食らしい合理的なエリアとお見受けしました。他の所に、ゆっくりと懇談の場所も用意されておりますので、納得の説明です。

 

 

(学食内に幾つか用意されていた「スピード席」)

 

 

通常のお薦めコースを逆に、高層棟へ向かいました。学内他の館内と全く違う、機能的にモダンで洗練された様子に遭遇、一瞬、近代的高層ビル群の内部か美術館に迷い込んだ錯覚を覚えました。色彩感も素晴らしいエントランスに高層への吹き抜けのスペース、そこにあるありとあらゆる空間が、この号棟では最新そのものでした。最上階より1階に戻り、時代の波に乗り遅れていない母校を間近に観て、安心すると共に、一抹の寂しさをOBの一人として感じました。学生運動の華やかりし時、鉄柵で囲まれた校舎、運動部員としてヘルメット学生と対峙した過去の遺物は、タイムスリップの彼方へと消え去りました。

 

 

(近代的な記念棟のエントランス)

 

 

(美術館or近代的オフィスビルを思わせる空間)


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