平成28年度自衛隊記念日 観閲式 (2)
9時50分過ぎより徒歩部隊・防衛大学校学生隊を先頭とする入場行進が始まり、実質の式典の開始です。10時半頃に、観閲官である安部晋三内閣総理大臣が臨場、正式プログラムは開始されますが、私の席からは「声はすれども、姿は見えず」で、10数分を超える観閲官の訓示だけが、よく聞こえました。
実は、ゴルフ観戦の経験より双眼鏡(12×36 5°)を持参、要所要所では遠目でも、大まかな様子は確認できていました。
(9時50分頃 入場行進前の整列 防衛大学校学生隊)
(9時57分頃 入場行進 女性自衛官部隊)
初めは気付きませんでしたが、仮設スタンド・観覧席の後方には、等間隔に足場を組んだ高所台が作られて、手旗信号手が「次動作にかかる都度?」信号を送っているようでした。その一糸乱れぬ動作には、驚きました。隊列行進はもとより、数人構成のグループが移動するにも、キビキビとして、「忘れていたモノ」を改めて、見る思いです。
(10時26分頃 手旗信号手の一糸乱れぬ行動)
予定通り、10時半に観閲官臨場、栄誉礼・国旗掲揚・巡閲と続き、訓示です。10数分に及ぶ訓示は、一部他ニュースで聞いた内容も含まれていましたが、最高指揮官に能うる内容にも思えました。
原発再稼働に反対・廃炉推進を望み、国策の方向に一部異を唱えて、朝夕の報道番組を見ながら、「安部晋三は何をしているんだ!」と、A&Kで声を荒げていますが、国の頂点に立って国家の先行きを引っ張る内閣総理大臣は、必要不可欠です。
Facebookの「首相官邸」の中に、訓示内容に該当する箇所と思われる内容がありました。
「熊本地震、相次ぐ大雨。災害の現場には、必ず、自衛隊員の姿がありました。不安な時を過ごす被災者の皆さんにとって、それは、まさに「希望の光」であったと思います。国民の命と平和な暮らしは、間違いなく、彼らの献身的な努力によって守られています。かけがえのない平和の守り神として、崇高な任務を、高い使命感と責任感で全うする彼らは、日本国民の誇りです。大切な伴侶やお子様を、隊員として送り出して下さっているご家族の皆様に、最高責任者として、心から感謝申し上げます。」
5年前の4月11日、福島市内より相馬に向かう県道115号線を走っていました。東北自動車道もそうでした。「災害派遣」と書かれた幕を車体にくくり付けた自衛隊車両と何台も擦れ違いました。被災者の家族として、誠に心強く、感謝しました。A&Kで車中「擦れ違う自衛隊の車に、声を出して ゛ ありがとう ゛と言おう!」と話し合いました。以後、その時話し合った事は、今も実行しています。
(10時38分頃 儀じょう隊栄誉礼)
(10時48分頃 観閲官(安部晋三内閣総理大臣)巡閲)
(10時50分頃 観閲官(安部晋三内閣総理大臣)訓示 緑色は報道陣)
11時15分頃、目前に展開・駐車していた各部隊車両が場外に移動し始めました。本日の一般招待客にとってのメイン・イベント?‥‥「観閲行進」の準備開始です。注意して見ていましたが、行進順により3方向へ分散、移動したようです。
本日、「観閲式」に朝霞まできたAの目的は「10(ヒトマル)式戦車」を一目見ることです。ケーブルTV・ナシジオ(national geographic)の番組で ゛ 最新鋭の戦車 ゛と紹介され、陸上自衛隊の主力戦車とされていました。
小学生の頃、近くの町家・小さな模型店に足繁く通い、ギャケースとゴムキャタピラで工作し、ケーブルリモートコントロールの戦車模型に熱中しました。ラジコンまでは高額で、発展しませんでしたが、「戦車」の堅固さとその機動力、轟音を立てて疾駆する様は、気持ちにしっかり根付いており、今も ゛ 目の当たり ゛にするとワクワクします。
(11時42分頃 観閲行進 普通科部隊)
(11時50分頃 観閲行進 10式戦車)
(11時53分頃 観閲飛行 C-130)
(11時54分頃 観閲飛行 U-36A)
(12時14分頃 祝賀飛行 ブルーインパルス)
終了後の混雑を心配、仮設スタンドを早目に後にし、「装備品展示会場」に向かいました。朝霞駅東口で「ワカメそば」一杯を口にしただけでしたので、場内コンビニで購入したお握り等を、展示会場で一時食しました。日和は朝より大分よく、家族連れが同じように会場の木陰で、お弁当を広げていました。
軽食後、10式戦車と90式戦車のエンジン音比較などのアトラクションを見物、第1ゲートより1時10分頃、退場しました。
実に、27個部隊、人員4000名、航空機50機、車両280両が参加した、大イベントの終了でした。
(「装備品展示会場」案内図)
(「装備品展示会場」 陣地構築 155mm榴弾砲)
(「装備品展示会場」 10式戦車)
(「装備品展示会場」 99式自走155mm榴弾砲)
(1時10分頃 朝霞駅側第1ゲートを後に徒歩にて駅に向かいました)
「警察予備隊」発足が1950年、「自衛隊」名にて発足(1954年)以来62年、紛争・戦争に参加せず、その名の通り自衛に沿って、災害支援・領海・領空の警戒に365日活動してきた陸・海・空自衛隊、法改正によりその活動範囲は広がり、他国まで影響を及ぼすことになる現状です。今回、「観閲式」という行事を通し、改めて、国・国防・政府組織、民間人ということを、考えさせられ、再認識しました。
3年後には、赤券を頂けることを期待して、お礼に代えさせていただきます。
ありがとうございました!!