気まぐれフォトダイアリー

富士山、風景、身近な花の写真ブログです。読んだ本の感想も載せています。
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優しかった義叔母さん(回想)

2023年08月30日 12時20分48秒 | Weblog
2020年2月〇日

先日スーパーへ買い物に行った時のこと。


入り口を入った時、少し遠くに親戚の叔母さんに似た人を見つけた。

Tに住んでいる叔母さんに似ているけれど、そうかな?

叔母さんと言っても、私と血のつながっているのはご主人(叔父さん)の方だ。


もう何年もあっていなかった。


ここで詳しいことは書けないが、私の実母の弟夫婦だ。


叔母さんの顔は変わらないが、年をとって少し腰が曲がっている。

「Tの叔母さん?」と聞いてみた。

叔母さんは一瞬、私を見て少し考えていたようだったが、誰だかわかったようだ。

「珍しいねぇ、本当に久しぶりだね」

「元気だったかぇ?」


田舎の年寄り特有の言葉で話してきた。


「おじいさんも私も、息子も嫁さんも今は退職して家にいるから、たまには出かけてこうよ~」

「おじいさんも一緒に来ているから会って行って」


叔母さんが言うのにはおじいさんは今でも畑をしてくれて、野菜を作ってくれるし、助かるそうだ。


「叔父さんはいくつになった?」と私が聞くと、

「おじいさんは93歳だよ」と言った。


「叔母さんは何歳?」と聞くと、

「私も90歳だよ」と答えた。



「すごいねぇ~」

「どっちも元気だねぇ」


そんな話をしているうちに、遠くから叔父さんが近づいてきた。


叔母さんが私のことを〇〇さんだよ。と言ってくれた。

叔父さんは顔の表情は少し和らいだようだが、私に話しかけることなく遠ざかった。

叔父さんは私と血のつながりがある。

照れ臭かったのかどうかわからないけれど、少しそっけなさを感じた。


叔母さんはとてもやさしかった。

以前はそれほど話をしたことがなかったので、こんなに優しい人だとは思わなかった。


私はとてもうれしかった。


叔母さんって優しい人だったんだ。

やさしさに血のつながりは関係ないんだなとつくづく思った。

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