2020年2月21日
横山秀夫さんの「ノースライト」を読み終わった。
426ページの長い小説だった。
ノースライトって何だろう?と思って読んでいたが、そのままの意味の北側からの光だった。
ノースライトが一番きれいなのだと書かれていた。
(私だったら北側からの光より、南から入る光のほうが好きだけれどね←ど素人)
一級建築士の青瀬はクライアントから「あなたの住みたいような家を作ってください」と頼まれた。
家が出来て引き渡しをしてからも、その家には誰も住んだ様子がなかった。
ただ一脚の椅子だけが残されていた・・・
なぞは父親の死につながっていた。
横山秀夫さんの小説は初めて読んだ。
内容が深いと思う。
青瀬は岡島設計事務所で働いていた。
所長の岡島は青瀬の大学の同級生だった。
岡島には一人息子の一創がいた。
とてもかわいがっていた。
けれどある時一創は自分の子供ではないことが分かった。
<血じゃないんだ。過ごした時間なんだ。それは俺と一創だけのものなんだ>
ここを読んでいて感動した。
感動したのはここだけではないけれど、たくさんあって書ききれません。