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2021年5月24日
「52ヘルツのクジラたち」町田そのこさん原作を読み終わった。
いつもだらだら読んでいた私だが、ほとんど一気に読んだ。
読みやすい本だった。
題名の「52ヘルツのクジラ」って何だろう?とおもったが、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラのことだそうだ。
主人公の貴瑚の母親は愛人の子供を産み、その母親も妾の子供だった。
母親は貴瑚の祖母をさげすんでいたが、自分も愛人の子供を産んだ。
貴瑚は母親から虐待されていた。
そんな貴瑚を助けてくれた人がいた。
アンさんという男性だった。
けれど、そのアンさんは貴瑚に愛を告白することが出来なかった。
理由はカミングアウトだったからだ。
アンさんが亡くなったあと、そのことを知る。
絶望していた時、一人の少年に出会った。
その少年は母親に虐待されていた。
愛を欲しながら裏切られてきた二人が出会い、これから先の人生に希望を持って生きていこうという話だった。
感動はしたけれど、ちょっと現実には考えられないことが多いような気がした。
私の感想です。