気まぐれフォトダイアリー

富士山、風景、身近な花の写真ブログです。読んだ本の感想も載せています。
最近は回想ブログが多くなりました。

子供の頃の話

2009年01月03日 22時24分45秒 | 子供の頃の思い出
もう何十年も前の、私が小学校2年生の時のことだった。

その頃、体が弱かったからかも知れないが、時々気持ちが悪くなる事があった。

運悪く、授業中にとても気持ちが悪くなってしまった。

どこが痛いと言うわけではない。
ただ気分が悪くていられなくなったのだ。

そこで、まだ若い担任の女の教師にそのことを言った。
「気持ちが悪い」と言うと、その教師は、「どこが痛いのだ?」とばかり、しつこく聞いた。
私はどこかが痛いのではなく、気持ちが悪いのだけれど、その事がうまく言えなかった。

その教師は、しつこいように何度も、「お腹が痛いのか?」、「頭が痛いのか?」、そんな事ばかり聞いてきた。

あまりにも困ったので、多分適当に「お腹が痛い」といったと思う。

それで顔色も悪かったらしく、家に連れて帰ってくれた。
家で、母に「気持ちが悪い」と話すと、その教師は怒った顔で、「お腹が痛いと言ったじゃないの」と言った。

あの教師は「気持ちが悪い」のと、「痛い」のと、意味が分らなかったのだろうか

私が子供でなければ、人間には痛いだけではなく、気持ちが悪くて具合が悪くなるということもありうるのだと、よく教えてあげたかった。

今でも忘れられない出来事である。

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