すやで、栗きんとんを購入したのち、馬籠を目指した。
観光地として名高い場所であり、島崎藤村で有名なことは知っていたが、行く機会がなく、初めての訪問となった。
坂道沿いにある宿場町。
昔の旅人がこの地で旅の疲れを癒したことを想像すると、当時にトリップできそうだ。
外国からの旅行者も多い。
日本を感じることができるからだろうか。
そういえば知人の外国人も、京都よりも、高山のような町の方が日本らしさを感じるから好みだといっていたことを思い出す。
京都とは違った、のんびりした雰囲気。
おかきをいただいたりしながら、ゆっくり坂道を散策。
山栗しるこだけでは小腹が減ったので、途中の茶屋で、ざるそばをいただくことにした。
飾りもない店であまり期待してなかったが、蕎麦は香りがして、艶まであって、実にうまい。
さすが山間の里だな。
お腹も満たし、お店で少しのんびりしたあと、再び、中津川のすや本店に立ち寄った。
老舗の雰囲気に溢れている。
ショーウインドウには、栗がさりげなく飾られていた。
すや=栗
そのまんまだな。
こういう山間の町で、長い年月伝統の味を守り続け、商売を続けていくのは、大変だったことだろうに、そのおかげで、今もこのおいしい栗きんとんを味わえて、いろんな意味で感謝。
さて、すやを後にして、そのまま岐阜市に向かおうとも考えたが、そういえば、今日から中津川のおかし祭りがやっていると、川上屋の店員さんが言っていたことを思い出し、会場へ立ち寄ることにした。
なんでも、お菓子が2,3割引で特別に販売してるとのこと。
すやも川上屋の栗きんとんもある。
3割も安いとなると、なんか先に買った身としては、悔しい気分。
どうせ立ちようなら、ここで買えばよかったのだが、すでに本店で買ってしまったあとなので、会場をみるだけであった。
それでも、中津川には様々なお菓子の店があることがわかり、また次回来る時の楽しみが増したような気分となる。
中津川の菓子にすっかり満足した後、今宵の宿のある岐阜市に向かう。
ちなみに岐阜には、都ホテルが一番快適な宿だと思うが、食事する場所が近くにないので、つい街中のダイワロイネットにしてしまう。
このダイワロイネットは、ビジネスではあるが、快適な宿で、質が高い。
ここに2泊する。
夜は、お店で買い物したあと、高島屋前にあるお好み焼き屋で夕食とした。
ネギ焼きと、広島風お好み焼きで、ビールが進んだ。
良い夜だ。