Feelin' Groovy 11

I have MY books.

聞いたこと。

2007-01-08 | 村上春樹
中学の先生をしているちぇり殿に先日聞いたところによると
村上春樹の『バースデイ・ガール』というお話が
国語の教科書に載っているそうですね。

私は読んだことがないのですが、
どうして敢えてその話が選択されたかが
知りたいところです。

解読する用のではなく、
「読み物」として載っているそうなので安心しましたが。
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グレート・ギャツビー2

2007-01-03 | 村上春樹
ところで、訳書の方は一気に読んでしまいました。
最初何かもったいないような気がして、
ゆっくりかみしめて読んでいたはずなのに、
すぐに加速して
一読目は、筋だけを追ってしまった感があります。

そこでもう一度ゆっくり同じところを何度もなぞって
読み直しています。
寝る前に一章ずつ。

感想はそれから。

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グレート・ギャツビー 1

2007-01-02 | 村上春樹
ようやく村上春樹訳の『グレート・ギャツビー』読みました。
以前にもこの、村上春樹が「人生で巡り会ったもっとも重要な本」を
読もうと何度も思っていたのですが
探した際に、見つからなく、
そのうち村上春樹が訳しているという情報を得て
それを楽しみに待っていたのです。

実はこの楽しみにしていた数ヶ月の間に
私だけがショックな出来事がありました。

私は姉が結婚して家を出てから
自分の(部屋でお邪魔な)書棚を姉の部屋に運んで
置かさせてもらっています。
(もちろん、村上春樹の本はすぐに読めるよう
 自分の部屋に置いたままです)
読んだことのある本を何度も繰り返し読むことが好きなので
この日も姉の部屋へ行き、自分の書棚をのぞき、
(今日は何、読もっかなぁ。)と見ていたが
いまいち「ぴん」とくるものが無い。
そこであまり本を読まない姉の
ほとんど大学の授業で使った本ばかりが並んでいるのではないかと
疑っている(ひいては、おもしろいものがあまりないだろうという
私の偏見がある)本棚をのぞいた。
姉はもういないのだから本が増えている筈が無い。

それなのに何故今まで見逃していたのだろう。。

今まで何度も見たその本棚に
「THE GREAT GATZBY」の文字が。

少なくとも十数年前から原書が家にあったなんて。。。

その本棚の横文字の題名が並んだ一角を
私は今まで読むはずがないものとして
見ていませんでした。

それだけのことですが、ね。

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心の変化(10年も経てばねぇ)

2006-08-19 | 村上春樹
『村上春樹 イエローページ1』を読んだ。

何回読んでも新しい発見があり、
全く自分の中でこなれていないうちに
解説書のようなものは読みたくなかったが、
つい、裏の
「親友の<鼠>は最初から死んでいた」
という文句に釣られ、買ってしまった。

一通りざっと読んだ。

部分部分には納得のいく説もあった。
しかし、かなり勝手な感想としては
「自由に読ませてほしい」と思うばかり。

大学4年の頃、
評論を書いて生きていきたいと思っていた私が。

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蜂蜜パイ

2006-06-19 | 村上春樹
 「何かをわかっているということと、
  それを目に見えるかたちに変えていけるということは、
  また別の話なのよね。
  そのふたつがどちらも同じようにうまくできたら、
  生きていくのはもっと簡単なんだろうけど」
         (「蜂蜜パイ」村上春樹著 新潮社)
   

だからって、
わかっていることをすべてかたちにしてしまわない方がよいと
最近では思う。

うまくいかないものだ。
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何も間違っていない。

2006-05-05 | 村上春樹
『風の歌を聴け』で鼠が語った小説。

自分の乗っていた船が太平洋のまん中で沈没。
鼠は浮き輪につかまって星を見ながら1人っきりで夜の海を漂っている。
そこへ女が泳いでくる。
2人は世間話をする。
夜が明けると女は島がありそうな方に泳ぐという。
鼠は島は無いかもしれない、それよりここに浮かんでビールを
飲んでれば、きっと飛行機が救助に来てくれるさ、って言う。
けれども女は1人で泳いでいってしまう。
女は2日と2晩泳ぎ続けてどこかの島へたどりつく。
鼠は飛行機に救助される。

何年か後、2人は偶然会う。
女は自分が間違っていたと思うか問う。
鼠は、みんな間違ってるのさと答える。


私はこの2人について、何か間違っていたかを随分と考えた。
両方正しかった。
みんな同じ、さ。
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村上朝日堂

2006-04-22 | 村上春樹
愚痴はブログに載せないと決めていて
仕事で疲れ果てたときは書かないでいたら
更新せずに早1ヶ月。
            
時の流れは早いのぅ。  

ところで「村上朝日堂」が3ヶ月限定で復活。
それに気づいたのは復活後1週間を過ぎていた。
周りに特に村上春樹さんのファンがいないので
誰も情報をくれず、
自分で見つけるしかない状況下、
虫の知らせで発見した。

もしかして朝日新聞には紹介されていたのかな。

昨日の「ボストン便り」みたいなものに
「すべてのメールを読んでいます」とあったので
メールをしようと思い立つ。
けれども伝えたいことといったら
何度も読みたくなる本を書いてくれてありがとう、
と感謝の気持ちくらい。

更新休止となる前までには送ってみよう。かな。
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くもざる

2006-03-26 | 村上春樹
豊橋動植物園にクモザルがいた。

『夜のくもざる』(新潮社)を読んでいると
私の頭の中ではだんだん「くもざる」は
猿ではなく蜘蛛になってしまっていた。

ああ、そうか。
クモザルは猿だったか。

無論、物真似はしなかった。
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オイル・サーディン

2006-03-20 | 村上春樹
オイル・サーディンというと
『ペン』(引間徹著 集英社)を思い出して
少し悲しくなる。
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幸せそうな黒いねじ

2006-02-01 | 村上春樹
  私に釣り銭をわたすと、彼はまた泡立て器の分解をはじめた。
  たくさんのねじがサイズにあわせてそれぞれの白いきれいな
  皿に区分されていた。
  皿の上に並んだ黒いねじはみんな幸せそうに見えた。
  (『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
    村上春樹著 新潮社)

今日は幸せそうな黒いねじを想像する。
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