Feelin' Groovy 11

I have MY books.

事件発生!

2008-02-28 | その他
今に始まったことではないけれど
またもやボケ事件発生。

昨日図書館へ行った。

普段(次に図書館へ行ったらこの本を借りよう)と思っていても
いざ図書館へ行くと忘れてしまうので
作者のア行からカ行、サ行と本棚の列を縦断し、
あっ、この人の本を読もうとしてたんだった!と
思い出すことにしている。

カ行のところへ来て、
(この前「垣根涼介」の本おもしろかったな)と思い出し、
垣根さんのいくつか並んでいる本を
左から順番に1冊ずつ取り出して選び、借りてきた。

ところが、さっき本をみてびっくり

借りてきたのは「垣谷美雨」という作家の本。
1冊ずつ取り出しているうちに
違う人の本借りてきちゃったんだね~

前の巻き寿司事件と同じ。

ネギトロ巻きを買おうとして
賞味期限のなるべく遅いのを1つ1つ見比べて選んで買った。
いざ食べようとしたら
買ってきたのは納豆巻きだった・・・っていう。。。

借りるとき、買うときは
最後にもう一度品物を確かめましょうっていう教訓。
私は学習できてない。

普通の人はこんなことないのかな?私??
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ルースターとは。

2008-02-16 | 
(ルースターとは何ぞや)
と思いながら『午前三時のルースター』を読んでいたが、
それは最後の最後で登場した。

  
  午前三時。東の空にちりばめられた星々は未だ輝き、
  暗い森の向こうから夜鳥の囁く時間帯。
  その夜の世界に幕を引く、高らかな鳴き声をはっきりと聞いた。

  この街で、この国で、
  一番鶏(ルースター)の鳴き声を聞かなくなってから、久しい。
       (『午前三時のルースター』垣根涼介著 文藝春秋
        ()内はホントはルビ)


主人公がサイゴンでは聞けた一番鶏の鳴き声が
日本ではもう聞けなくなったという場面。

一番鶏の鳴き声は夜が明けることを意味する。

日本では夜のようにまだ見えていない部分は既になく、
おおよそ人生の先までが見えてしまっていて、
それをこなしていくだけ。
そんな「夜」の部分がなければ、
また「明ける」ことつまり可能性みたいなものもないということか。

だからみんな、ルースターの声を聞こうとしようじゃないか、
そうすればいつか聞くことができるんじゃないかってとこまで
込められてるのかな。
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