よしもとばなな の『ハゴロモ』
まいってしまった人が回復していく様子の話。
状況から自分を判断するのではなく、
自分自身の今を自然のまま受け入れて生きていくことが
その秘訣だと、私は読み取ったが・・・
著者があとがきで
どうにもほっとできない気持ちの中にいる人が、ふと読んで、
何のメッセージを受け取るでもなく、ただちょっとだけ
苦しみのペースを落とすことができたらいいな、と思います。
(『ハゴロモ』よしもとばなな著 新潮文庫)
といっているので、
こちらの本も意味を求めず、実際手にとって読んでもらうしかない。
ところで、
内容でいいなと思った表現は以下の部分。
池にさしかかったとき、さらにるみちゃんは言った。
「この池ってカッパはいるの?」
「さ、さあ・・・・・・。」
私は当惑して答えた。
「私は見たことない。」
(引用上記同様)
「私は見たことない。」
この答え方がいい。
今の自分だったら
「いないよ。」
っと断定してしまったり、
逆に相手に気遣い過ぎて
「どうだろうね?」
と言ってしまったりするんじゃないだろうか。
けれども
「私は見たことない。」
は、何の押し付けや追従もない自然な答え方だと思った。
そんな表現を身につけたいな

まいってしまった人が回復していく様子の話。
状況から自分を判断するのではなく、
自分自身の今を自然のまま受け入れて生きていくことが
その秘訣だと、私は読み取ったが・・・
著者があとがきで
どうにもほっとできない気持ちの中にいる人が、ふと読んで、
何のメッセージを受け取るでもなく、ただちょっとだけ
苦しみのペースを落とすことができたらいいな、と思います。
(『ハゴロモ』よしもとばなな著 新潮文庫)
といっているので、
こちらの本も意味を求めず、実際手にとって読んでもらうしかない。
ところで、
内容でいいなと思った表現は以下の部分。
池にさしかかったとき、さらにるみちゃんは言った。
「この池ってカッパはいるの?」
「さ、さあ・・・・・・。」
私は当惑して答えた。
「私は見たことない。」
(引用上記同様)
「私は見たことない。」
この答え方がいい。
今の自分だったら
「いないよ。」
っと断定してしまったり、
逆に相手に気遣い過ぎて
「どうだろうね?」
と言ってしまったりするんじゃないだろうか。
けれども
「私は見たことない。」
は、何の押し付けや追従もない自然な答え方だと思った。
そんな表現を身につけたいな
