Feelin' Groovy 11

I have MY books.

夢をかなえるゾウ

2008-04-23 | 
  でも、なんか今の俺、すげー普通。
  すげー普通の会社員。
  「普通が一番難しい」なんていうけど、嘘だね。
  だって多いから普通なんだよ。
  多いってことはそれだけ簡単だってことだろ?
  (『夢をかなえるゾウ』水野敬也著 飛鳥新社)

この『夢をかなえるゾウ』は
ガネーシャ(インドの象の神様)が
自分を変えたい主人公に夢をかなえる方向へ導く過程がつづられている。

啓蒙的な内容のものは読んでいるうちに
なにかとツッコミを入れたくなることが多いが
この本はその都度主人公が反発してくれるので
読みやすかった。

中には29の教えが登場する。

どの部分が印象に残ったといえば
教えには全く関係ない最初に引用した箇所。

だって多いから普通なんだよ、ってとこ。

妙に噛み締めた

この作者のブログ→「ウケる日記

記憶のひとつ

2008-04-17 | 
本を読んでいると
とっくに忘れてしまっている頭の隅っこの記憶が
ときどき顔を出す。

今回はこれで。
妊婦が受講する「プレママクラス」の内容の一節。

  「さあみなさん、輪になって手をつなぎましょう」と
  年配の女性が言う。たじろいでいるのは私だけで、
  みなさっとたちあがり、輪を作る。おずおずと私も輪に加わった。
  「目を閉じて、そして空想してください。これからあなたがたに訪れる、
  最高の瞬間をイメージしてください」
          (『予定日はジミー・ペイジ』角田光代著 白水社)

なんかこういうこと大学であったような・・・
そうそう、メンタルヘルスの授業。
間違いなくこういうことに私はたじろぐ人種である。

メンタルヘルスの授業のときは
(そんなこと言われて誰かやるのかぁ?)と周りを見渡すと、
みんな目を閉じて指示に従っているではないかっ!!
でもなんだか洗脳されそうな気がして
心の中で抵抗していたことが思い出された。

なんてみんなは素直なんだろう、
そしてなんて私は素直でないんだろう、と。

こんな15年前のどうでもいい記憶まで大事にしまっている、
脳ってスゴイな。。

ところであの授業では
何を思い描けと言っていたのか
肝心のところが思い出せない。
必須科目だったと思うけれど、
誰か思い出したら教えてください