Feelin' Groovy 11

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ギョレメ野外博物館(カッパドキア)

2010-06-27 | 旅行
カッパドキアではまず「ギョレメ野外博物館」を見学しました。

「ギョレメ」とはこの辺りの地名。
日本語の「ギョロ目」に音が似ていて親しみもわきますが、
実際は「見てはいけないもの」という意味だそうです。
そうなると…見てはいけない地方、見てはいけない博物館…ってことになり
えっと、なんだかすこ~し怖い名前な気がしますね。
しかしそりゃもちろん入場しましたよ。

この辺りは4世紀ごろから
キリスト教徒が迫害から逃れて洞窟を掘り住み始めました。
ギョレメ野外博物館ではそうしたキリスト教徒が
洞窟内に残したフレスコ画をいくつか見ることができます。

【ギョレメ野外博物館】

画像クリックで動画開始。
 チャルクルキリセ(サンダルの教会)・ユランルキリセ(蛇の教会)
 トカルキリセ etc.紹介
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トルコ旅行5日目(カッパドキア)

2010-06-14 | 旅行
今回の旅行の中では
パムッカレと並び楽しみにしていた場所カッパドキア。
*パムッカレの復習はコチラへ。世界遺産フォトスタジオさんの素敵なお写真追加しましたぉ
           
パムッカレは残念ながら最良の状態で見られなかったのですが
カッパドキアはお天気も抜群によく期待通りのスケールでした。


これまでの街の景色、広大な農地、
ひたすら先が見えない長々とした道から一変、
突然地面からニョキニョキと生えた奇岩群が現れます。

これらカッパドキアの岩々は
大昔に堆積した火山岩層が風雨などで浸食してできたそうです。

言葉にするとたった1文だけれど、
どれだけの量の溶岩がどれだけ幾重に降り積もり、
どれだけの年代を経たらこんなに削られるだろうと考えると
その長い年月がイメージできなくて途方にくれました。

まぁいろいろ紹介したいことはあるのですが、
まずはホテル。

一度は泊まってみたい(と誰もが思うわけではないかもしれない)洞窟ホテル。

【ギョレメ・カヤ・ホテル遠景】

ギョレメ地方には奇岩を利用したホテルがいくつかありますが、
私たちの泊まったホテルは『ギョレメ・カヤ・ホテル』。
ここは奇岩を改装し建物を付け足したホテルなので
完全に洞窟をくり抜いたホテルというわけではありませんが、
部屋からロビーへ向かう通路などは洞窟の中を歩いているような気分。
雰囲気だけは味わえましたよ。

【ギョレメ・カヤ・ホテル正面】(画像クリックで動画開始:ホテル内・朝夕風景有)
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トルコ旅行4日目(キャラバン・サライ/オブルック湖)

2010-06-08 | 旅行
コンヤからホテルのあるカッパドキアまで3時間ほど。
シルクロードを通ります。

途中旅人たちが泊まった宿、
キャラバンサライ(隊商宿)の跡がありました。

【キャラバン・サライ】

(中)


ただいま修復中だったため雑然としてますが。
荷物を積んだラクダをつれた商人たちが
ここで休んだんだなぁ~と一応想像。。。

その裏にはオブルック湖という神秘的な色の湖があります。
なにもないところにぽっかりと現れたという感。
一説に隕石の落下によってできたといわれるのもうなずけます。

【オブルック湖】


富士山に似た山もありましたよ。

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トルコ旅行4日目(メブラーナ博物館)

2010-06-07 | 旅行
コンヤにあるメブラーナ博物館までは
パムッカレからバスで5.5時間。
長いのにもそろそろ慣れてきた。。。

【メブラーナ博物館】(画像クリックで動画開始だけど大したことは流れないよ)


もともとは教団の創始者メブラーナの霊廟、修行場だった建物であるが
1925年トルコ共和国成立後、教団が解散させられ、
現在は博物館となっている。

残念ながら写真は建物のみで中は撮影禁止。
靴にビニールをはいて入場。

中に入った途端、ターバンの載った棺が並んでいる。
その前に佇み、今でも信者が真剣にお祈りをしていたので
逆に自分たちみたいな観光者がうろついていていいのかと、所在ない気分だった。

次の部屋にはメブラーナ直筆のコーランとか
儀式で使われた衣装・楽器などが展示されていた。

なかでも興味深いのはムハンマドのあごひげが入った箱。
ガラスケースの隅が少し開いていて
匂いがかげるようになっている。
一応匂いを嗅いでみたが、信仰心の問題か何の匂いもしなかった。

さてこの宗教は踊る神秘宗教とも言われ、
両腕を水平に広げてくるくるくるくるひたすら回る踊りが特徴的だ。

【旋舞ダンス】

*撮影時のみ点灯

この踊りは
後日ベリーダンスを見る際にショーの一環として見せていただけた。
電気も非常灯程度の暗い中、
音楽無しでぐるぐるぐるぐる旋回する様子は
衣擦れの音だけが聞こえ、白い衣装が暗い中ぼやっと浮かび上がって
見ているこちらも不思議な気分になってくる。

思ったより長い間まわっているため、
こちらの頭がぼーっとしてきて、
怪しい世界に引き込まれるような感覚で怖いとさえ思ったけれど、
そうやって無我の境地に至り神と一体になるという考えは
踊りを見ただけで十分伝わってきた。

でも、そもそもこの踊り、
メブラーナの没後弟子によって考え出された儀式なので
メブラーナさんの意図していたこととは違うような…
なんだかなぁ~という気はぬぐえない。

ともあれ
途中の休憩所もメブラーナ色が出ていて
信者の方には失礼なのか分からないけれど、なぜだか楽しくなってくる。

【駐車場の大きな旋舞人形】


旋舞を模ったくるくる回る置物みやげも可愛いかったな。
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トルコ旅行4日目(パムッカレ)

2010-06-04 | 旅行
パムッカレとは、トルコ語で「綿の城」という意味。
世界遺産です。

この辺りは温泉地で、
その温泉水に含まれる炭酸カルシウム(石灰)が台地に沈殿して、
真っ白な棚田に似た景色が出来上がったそうです。

私が行った日はこのような景色でした。

これはこれで圧巻!
……なのですが、
恐らく水が溜まっていなかったせいで
残念ながらイメージしていた通りではありませんでした。

しかし奥まで歩くと一箇所だけ
その一端を発見

綺麗でしょう?
(画像クリックで動画開始)

期待していた景色は
このような色の段が一面に広がっている景色でした。

6/21追加

写真提供: 世界遺産フォトスタジオ

こんなの見たかったなぁOo。。( ̄¬ ̄*)
しかし少しだけでも見られてよかったよ。

実は水を流す時間が決められているようですね。
それは温泉枯渇のためですが、
それゆえパムッカレの周りにあったいくつかのホテルも取り壊されたそうです。
どんどん変化していってしまうのは悲しいことですが
自分の見た景色は心に残しておきましょう。
そうすれば……。


   でもそれは跡を残すんだ。
   そしてその跡を我々はもう一度辿ることができるんだ。
      『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』
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