Feelin' Groovy 11

I have MY books.

どちらにしようかな?

2009-10-28 | 
2つのものから選択するときに「♪神様の言うとおり」とやる、
『どちらにしようかな』の歌について。

  「だけど、あれって変ですよね。
   天の神様バージョンなら二十二文字だから、二つのもので選ぶなら、
   絶対始めたほうと逆の側を選ぶことになるとわかるはずなんだ」
  「あたしは勘定したことないわよ」
  「勘定しなくたって、経験上わかってると思うんですよ。
   たとえ改めて意識しなくても。ひょっとして人間、
   『どちらにしようかな』をやるときは、もう無意識下で
   決めてるんじゃないかな。自分がすでに無意識下で選んでいるものと
   逆のほうから歌を始める。そうやることで、自分の選択に神意を
   反映させた気分になる」
                     (『十八の夏』光原百合著 双葉文庫)


まぁ子どもの時そんなこと考えたことなかったけれど、
始めたほうと違うほうが選ばれることをたしかに知っていた気もしますね。

ちなみにこの歌は地方によって少しずつ歌詞が違うようで、
奈良では「大仏様の言うとおり」などというそうです。

自分が使っていたのは
「どちどちどちらにしようかな、神様の言うとおり、げげげのげ」
と、全く地方色が反映されていないようなものだったのですが
みなさんの地方ではどのような歌詞でしたか?

参考:『続・どちらにしようかな♪』
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モリコロパークにて

2009-10-26 | その他
昨日はモリコロパークへ行ってきました。
2005年に開催された愛知万博の跡地にできた公園です。

ちょうどコスモスフェスタをやっていたので、
そこでしばしウロつきました。


このような感じで一面に広がっています。


花弁(ていうんだっけ?)が珍しいものもありました。

他は季節がら「かえで池」の辺りがキレイでしたね。

まだこの辺りは寒さが足りず、
もみじが紅葉してないなぁと思いきや、


なぜか「かえで池」の橋の周辺だけ
ごっそり色づいていました。


おら。



この局地的紅葉さ加減は若干不可解さが残りますがw
ひと足早く紅葉が楽しめてよかったです。

足元を見て歩いていると
オオバコやエノコログサ、シロツメクサなど
今ではあまり見かけなくなった雑草も見かけました。

タンポポの綿帽子まであったけれど…

この時期まであるのは外来種なのかな?


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へんな人間図鑑

2009-10-20 | 
前にも書いたか
私は沢野ひとしさんの人間自体が好きなのであるが
今彼の著書『へんな人間図鑑』を読んでいる。

そこにはタイトル通り様々な「へんな人間」が登場するわけだが、
「へんな人間」とはもちろん否定的な意味で使っているわけではない。
あくまでも自分も含めてという視点である。

まだ「第1類:子どものころに出会ったへんな人間」を読んだだけだけれど、
小学校の先生のこと、
クラブやラジオ体操のことなど
全く忘れていたような自分のことがいろいろ思い出されてきて面白い。
それこそ本が書けそうなほどあることに気づく。

あとがきには、こうある。
 
   旅に出かけた時に、いくら美しい風景を見ても感動しないが、
   へんな人間に出会うと、その旅が新鮮で忘れられなくなる。
   自分だけのとっておきのへんな人間を数多くかかえている人は
   幸せであり、それだけ人生を豊かにする。
     (『へんな人間図鑑』沢野ひとし著 KKベストセラーズ)

たしかにそうかもしれない。
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暴力性

2009-10-15 | 
  山口から奪ったのがバッターではなく軍刀だったら、自分はどうしていただろう。
  居住区の壁に家具のひとつみたいに立てかけてある小銃だったら?
  なぜこの時代に戦争が起こり、そして二十一世紀になっても戦争が止まないのか、  
  健太はその真理にたどりついた気がした。                                   
  (『僕たちの戦争』荻原浩著 双葉庫)


これは『僕たちの戦争』のこんな状況↓の一節だ。

特攻隊の全員志願が決まり、分隊内は緊張した空気が流れていた。
そんな中、懲罰といっては普段から不要な暴力行為をする山口に対して
班員たちの苛立ちがピークに達する。
ある夜、彼らは山口を残酷なほど痛めつけた。
しかも最初にバットをもったのはいつもおだやかな久保田だった―――


こういうことは他の作品で繰り返し取り上げられているテーマだとは思うけれど、
暴力性はだれもが潜在的にもっているものだということ、
それはある状況下で自分にも出現するかもしれないということを
分かりやすく表現していると思った。

だったらどうすればいいかなぁ。
その、理性では抑えきれない突発的な暴力性を出現させない方法。

それを自覚し、別の表現方法がないかを考えることぐらい?
毎日の自分の行動と、それから相手への加減を。

自分は無縁だと思わないでください。

戦時中のような特殊な状況だけじゃなく、
現代の学校、会社、家庭などでも
暴力は質を変えて現れるから。

*なんかアレ思い出したわ。
  引間徹の『塔の条件』
 
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トリックアート美術館

2009-10-07 | 旅行
高尾山の麓にあるトリックアート美術館。


そもそも今回東京・横浜まで足を延ばしたのは
ここに来るためでした。


入口では製作中と言わんばかりの怪しげな絵が迎えてくれます。


最初にお姉さんからトリックアートの見方など説明を受け、
地図を渡されて、いざ探検。

見方が悪いのか、
はたまた自分の目に問題でもあるのか、
だまし絵が平面にしか見えないぜ、と思っていたら
ふと床に落ちている千円札・・・

しばらく進むと1万円札もありましたが、

これらはなかなか本物みたいでしたねー。
地面に書かれたものに見えないでしょ?

このように平面である床や壁が奥行きがあるように見えたり

逆に額から飛び出してるように見えたり。

出てきそうだったり(へ?)と、


とにかく自分がほとんどの写真に入り込んでしまったので
ここに紹介できませんが
様々な種類があって、かなり長時間楽しめましたよ。
(周囲のお客さんが入れ替わるぐらい・・・)
トリックアートの種類は→コチラ

中でも気に入ったのは【万華鏡の巣窟】。

中に入るとちょっとした通路があって

床に開いている穴をのぞいて
こんなん見たり

壁のこんな眼マークをのぞいて

こんなん見たり

普段、万華鏡にはそれほど興味がないのに、
ここのは規模が大きくて、とっても綺麗で見惚れました。
(これはトリックアートじゃないだろうっていう気がしますが?)

行く前に(子どもが楽しむようなところかも?)と思っていたのは
杞憂でしたね。

欲を言うなら、
ココは何故か古代エジプトがテーマになっていたのですが、
日本庭園とか忍者屋敷みたいな日本ちっくなものも
楽しみたいですにゃ。

ところで。

さあトイレにでも寄って帰ろうと完全に現実に戻っていると、
ここでも覗かれたりしているので・・・

*念のため注・・・これも絵ですからねっ・・・てか、完全にホラーなんですけどw
最後まで気が抜けませんぞぃ
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