Feelin' Groovy 11

I have MY books.

若葉

2011-03-28 | スピッツ

なくしたんじゃない。
何が起きても何も持たずとも
いつだって何処だって「思い出す」ことは出来る。
だから歩き始めよう―――


♪思い出せる いろんなこと
花咲き誇る頃に 君の笑顔で晴れた 街の空



『若葉』の全歌詞はコチラ(うたまっぷ.com)

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八日目の蝉

2011-03-25 | 
  「前に、死ねなかった蝉の話をしたの、あんた覚えてる?
  七日で死ぬよりも、八日目に生き残った蝉のほうがかなしいって、あんたは言ったよね。
  私もずっとそう思ってたけど」千草は静かに言葉をつなぐ。
  「それは違うかもね。八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを見られるんだから。
  見たくないって思うかもしれないけど、でも、ぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどに
  ひどいものばかりでもないと、私は思うよ」(『八日目の蝉』角田光代著 中央公論新社)



『八日目の蝉』映画化されて来月公開のようですね。
いろんなことを考えながら読む本としては素晴らしい作品ですが、
あまり考えず読んだり観たりしてヘンな共感を呼ばないといいけどなと内心思う。
いや、これに共感できる人がおそらく大勢いる、それが現実世界である、
ということを共感できない人は受け入れなければならないということなのかな。


不倫相手の子どもを誘拐して本当の母親のように愛情を注ぐくだりで
その誘拐犯に同情し、涙もじゃあじゃあ流れてくるでしょう。

でも不倫とは自分が中絶したり相手の奥さんが妊娠する可能性があることは
よく考えずとも分かるわけで
不倫するならそのような覚悟を持ってすべき。

誘拐後いくら愛情を注ごうともそれはだたの自己満足で
学校も行けず病院にも行けないような環境で育てることは奪っているものの方が多い。
また小説にはしっかり書かれていないけれど、
自己中心的だったとはいえ子どもを誘拐された後の実の両親の気持ちを想像してみてほしい。
自分が悲しんだから他の人を悲しませてもいいなんてことは絶対にない。

小説は誘拐された子どもを「八日目の蝉」になぞらえ、
そのような体験をしてしまった主人公の本来はないはずの未来への姿勢が主眼なんだと思う。

もちろんどんな経験からも何かを得られるということはある。
起きてしまったあとでその考え方は救いにはなるけれど、
それが同じことを起こしていい理由にはならない。
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幻じゃなく 歩いていく

2011-03-23 | スピッツ

地震後も控えめにではなく毎日を暮らそうと思う。

♪春の歌 愛も希望もつくりはじめる 遮るな 何処までも続くこの道を

『春の歌』の全歌詞はコチラ(うたまっぷ.com)

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