Feelin' Groovy 11

I have MY books.

アバター

2009-12-26 | 映画
以前からビエラのCMで流され、
その映像美が気になっていた映画『アバター』。

あらかじめ読んでいたストーリーはいまいち陳腐なにおいがしないではなかったけれど、
大好きな3Dだし期待して観に行きました。

以下感想。
もう、べらぼうに長くなってしまった><。
耐えられない方は太字だけ見てくだされ。

【3Dについて】
3時間弱も観て気持ち悪くならないか、
これ一番気になっていたのですが、
私に関してはまったく問題ありませんでした。
そして一番立体的に飛び出していたのが実は字幕。
これめちゃくちゃ気になりました。
まぁよく考えれば
映像の中で字が最前に飛び出していないと読むことができなんだから
当たり前のことなんですけどね。
でも基本は画面の中央下に出ていたので
見ないようにすることもできたのですが、
あるとき映像の関係で画面のど真ん中に字幕が出てきたことがあって
ほぇえ@@?とこれにはビックリ。
3D映画に関しては吹替えでもいいかもと思った瞬間です。

さて一番期待のTVでさえ美しかった映像。
「観るのではない。そこにいるのだ」だっけ?
あのコピーに過剰に期待し過ぎて多少肩すかしをくらいましたが、
普通よりはもちろんリアル感があります。
大きいシアターで一番後ろに座ってしまったので、
視界に画面以外のものが映ってしまったのがいけなかったかな。
これもいつもの通例を破って
画面が視界いっぱいになる前の方の席にしてみたらよかったかも

【クリーチャー(創造物)について】
J・キャメロン自慢のクリーチャー(創造物)や空に浮かぶ衛星なども
見慣れたものの感が否めなかったです。
自分もそれほど詳しくないけれど、
ゲームやアニメに出てくる生き物や世界と一緒に見えました。
14年越しの映画だから、
(構想自体は10代の頃から持っていたらしい…
 監督が何歳か知らないけどサ)
監督が考えついたときはきっと創造力に富んでたんだろうけど
時代は追いついてます。

【ストーリー(ネタバレあり)】
まず人間側は地球の資源不足を補う、
1kg20億の価値がある鉱物を欲しいがために
5光年さきの衛星「パンドラ」へアバターを送り込む。

主人公ジェイクはアバターとして
その幻想的だが猛獣や恐竜らが存在する世界で
先住民ナヴィの女性ネイティリに命を助けられる。

ネイティリを通してパンドラの大自然やその成り立ちを知り、
恋もする。
現実世界では車いす生活の彼もここでは動き回れる。
そんな状況で、
ナヴィらを排除しパンドラの環境を破壊する使命を全うするか
星を守るべきかで葛藤する。

結局ナヴィ側につくことを決心し、人間と戦う。
一時は劣勢になったが、
パンドラ中の生き物が加勢し最後には人間たちを追い出した。

この後、結末が正直おかしい

ジェイクは地球にもどらず、
ナヴィとして生まれ変わりめでたしめでたし、なのだ。

えぇ、ええええええええ?

人間をやめるなんて…それは解決にならないのですが。。。

そもそも最後には人間vsナヴィみたいな雰囲気に仕立て上げてたけど、
人間じゃなくてアメリカ、なんだよね?
実際こんなことがあったら
国際的に理解されるわけがないと思うんだけど。

しかし教訓はありました

ちゃんと覚えてないので正確に再現はできませんが
ネイティリが
「あなたたち(人間)は頭がいっぱいで何も入れようとしない」
と言ったところ。

自分たちの知識とか常識で相手を理解しようとしても
それは絶対にできないだろう。
Comment

THE 4TH KIND フォース・カインド

2009-12-16 | 映画
最近テレビでしばしば見かける『THE 4TH KIND フォース・カインド』の予告。

非常に興味深々で、
見たいけどコワそ、でも見たい、けどコワそ。。。と思い、
とりあえず公式サイトをのぞいたら
TOPから怪しげな映像がぁわわわわわぁΣ(゜O゜ノ)ノ

見ちゃったじゃん、
まだ心構えしてないのになんかチラっと映ったの見ちゃったじゃん。。
何も読まずにとりあえず×してしまったぉ。

あぁ~どこもクリックできん

気になり過ぎて他のネタバレサイトを探して読んでしまったら。。。
おぉぉなんということっ!

観ないうちにこんなことを言ってはなんですが
恐怖は急速に冷めてしまいました。
結末をそう持ってくるか、と。

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたく、
「実話だ、いやそうじゃない」云々はどうでもいいのですが(気になる人はココを参考)
たしかかえるくん*1が言ってたけれど
「真の恐怖とは人間が自らの想像力に対して抱く恐怖のこと」
だとやっぱり思いますのでね。
恐怖の主が分からないほうがコワいし面白いんだケドなぁ。

でも謎を謎のまま終わらせてしまうと
本でも映画でも何やかや言われたりするので
そこは意見が二分するところでしょう。

とりま、やっとこれで落ち着いて公式が覗けそうです。

*1 かえるくん: 村上春樹著「かえるくん、東京を救う」の登場人物。
         かえるくんはこの言葉を「コンラッドが書いている」と引用。

敢えて上の文字にリンク貼るのやめました。
心構えができた方から順次どぉぞっ↓

『THE 4TH KIND フォース・カインド』公式サイトは→コチラ
参考にさせていただいたネタバレサイトは→コチラ
Comment

大日本人の掃除機

2007-06-30 | 映画
やっと『大日本人』を観て来た。

1回観ただけでは良さが分からないのかもしれない。

おもしろそうだと思ったのは
大佐藤の家の中にあるモノたち。
大佐藤がインタヴューを受けている間、
私はその後ろの語らずとも何かを説明しているモノたちを見ていた。

1番考えたのが、掃除機が2台あったこと、だ。

「大日本人の謎」は→コチラ
Comments (2)

ゲド戦記2

2006-08-17 | 映画
ところで『ゲド戦記』の公式HPに

 世界に兆す災いの背後には、クモと呼ばれる男がいた。

とあり、ビックリしました。
クモは男だったんですか?
Comments (2)

ゲド戦記1

2006-08-17 | 映画
『ゲド戦記』は評判が悪いようですね。
ストーリーの展開がスムーズではなく、
私も正直いまいちでしたが、
敢えて良かった点を書きたいと思います。

腕が切り落とされる場面などジブリ作品なのに
子供用ではないと批判している方がみえます。
それは観る側の勝手なジブリ作品への期待ですよね。

私は文末引用箇所を思い出し、
そこは恐ろしくても、
しっかり観ておくべき場面であると思いました。
それを行ったらどういう結果になるのか、
想像力がない人が増えているといわれるなか、
むしろ大事なシーンであったと思います。

また、クモのグロテスクな描写も
人間の欲望に取り憑かれた結果であれば
あのような気持ちの悪い姿になって
しまうのではないでしょうか?と
私は想像力の中で理解できるのですが…

自分がもし子供でこの映画を観たとしても、
「あのような姿にはなりたくない。
 永遠の命なんて要らないから
 今ある、限りある命を大切にして
 生きよう」
なんて思っただろうね。

これ、そのままこの映画のテーマでなかった?

映画を観ている間は
(大事なトコ、会話で説明しちゃってぇ~)と思っていたけれど、
映像から感じ取ることができる部分もあったのではないかと。


  昔、サム・ペキンパーの監督した『ワイルド・バンチ』が
  公開されたときに、一人の女性ジャーナリストが記者会見の席で
  手を挙げて質問した。「いったいどのような理由で、
  あれほどの大量の流血の描写が必要なのですか?」
  彼女は厳しい声でそう尋ねた。出演俳優の一人である
  アーネスト・ボーグナインが困惑した顔でそれに答えた。
  「いいですか、レディー、人が撃たれたら血は流れるものなんです。」
            (『スプートニクの恋人』村上春樹著 講談社)

Comment