今年の江戸川乱歩賞受賞作。
刑事が主人公のスパイもの。
あらすじはこの辺↓↓を見ていただくとして。
講談社BOOK倶楽部
感想。
初めて読む作家の本は文に慣れるまでとっつきにくいことが多いが、
この本はその苦労がなかった。
ページ内の隙間が多く、厚さの割に短時間で読めた。
そしてまずこの言葉を思い出した。
「少なくとも1つはなにかを掴む」ということはすっごく大事なことなんだ。
それはちゃんとした小説になってるということなんだから。
(『文学がこんなにわかっていいかしら』高橋源一郎著 福武書店)
小説は書こうと思うことがらをよく知っていないと
書けないなぁ。と、常々思うが、
その意味でこの本はよく調べたなぁという印象を受けた。
選評で恩田陸に「細部のツメが甘い」と言われているが、
私みたいなド素人には十分だった。
主要参考文献もズラリ。
その中に自分が持っている『スパイのためのハンドブック』
というタイトルを見つけ、
なんでこんな本買ったんだっけと自分自身を訝しんだり。。。
そして最近読む本は
大筋のストーリーとはまるで関係ない雑学知識が妙に心に残る。
今回は
マンボウ
。
「マンボウの水槽には、内側にビニールのカーテンがかかっているんです」
(中略)
「マンボウが水槽のガラスにぶつかると、怪我をするんで、
それを防ぐ目的だそうです」
(『沈底魚』曽根圭介著 講談社)
あんなにゆったり、むしろ留まっているようにも見えるマンボウ。
ぶつかると言っても、触れるくらいだろう。
ずいぶん傷つきやすいんだなぁと、ちょっと調べると、
「手で触ると手の跡がそのまま付く位弱」(wikipedia)いという。
今度から水族館
でマンボウを見る目が変わりそうだ。
刑事が主人公のスパイもの。
あらすじはこの辺↓↓を見ていただくとして。

感想。
初めて読む作家の本は文に慣れるまでとっつきにくいことが多いが、
この本はその苦労がなかった。
ページ内の隙間が多く、厚さの割に短時間で読めた。
そしてまずこの言葉を思い出した。
「少なくとも1つはなにかを掴む」ということはすっごく大事なことなんだ。
それはちゃんとした小説になってるということなんだから。
(『文学がこんなにわかっていいかしら』高橋源一郎著 福武書店)
小説は書こうと思うことがらをよく知っていないと
書けないなぁ。と、常々思うが、
その意味でこの本はよく調べたなぁという印象を受けた。
選評で恩田陸に「細部のツメが甘い」と言われているが、
私みたいなド素人には十分だった。
主要参考文献もズラリ。
その中に自分が持っている『スパイのためのハンドブック』
というタイトルを見つけ、
なんでこんな本買ったんだっけと自分自身を訝しんだり。。。
そして最近読む本は
大筋のストーリーとはまるで関係ない雑学知識が妙に心に残る。
今回は


「マンボウの水槽には、内側にビニールのカーテンがかかっているんです」
(中略)
「マンボウが水槽のガラスにぶつかると、怪我をするんで、
それを防ぐ目的だそうです」
(『沈底魚』曽根圭介著 講談社)
あんなにゆったり、むしろ留まっているようにも見えるマンボウ。
ぶつかると言っても、触れるくらいだろう。
ずいぶん傷つきやすいんだなぁと、ちょっと調べると、
「手で触ると手の跡がそのまま付く位弱」(wikipedia)いという。
今度から水族館
