Feelin' Groovy 11

I have MY books.

ギョレメの眺め

2010-07-16 | 旅行
先にも言いましたが、
カッパドキアではとにかく天候にめぐまれ、
素晴らしい景色を見ることができました。

その一端を紹介。

【ウチヒサール】

「尖った砦」という意味の城塞。
岩の表面にたくさんの穴があるのは「鳩の巣」で、
フンを肥料にしているそうです。
生活に即して人工的に作ったものとはいえ、
この穴がなければ魅力半滅なのは間違いない、でしょう。…タブン


この手前にはロバさんが放牧(はたまた観光用?)されていて
のどかで気持ちいい場所でした。


【ギョレメパノラマ】
ピンクの地層が綺麗なローズバレー、白いなめらかな岩肌、
はたまた尖った岩々が一望できる贅沢な場所。

この展望台にあるお土産屋さんの品物の半分は屋外にあり、
太陽の光を受けて輝いていましたよ。

ギョレメの眺めあれこれは動画をどうぞ。
(上の画像をクリックで動画開始)




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カイマクル地下都市

2010-07-12 | 旅行
ギョレメ野外博物館の次はカイマクルへ。

ここは地下に造られた都市のひとつで、なんと地下8階まであります。

人一人が通れるような幅の通路がぐにゃぐにゃと延びていて、
小さい電灯が灯るだけの暗い中、足元に気をつけながら
時折頭を打たないようにかがんで進みます。
(こんなとこ↓)


注意して歩くのに集中していたら
一体自分が今どの辺りにいるのか全く分からぬまま、
気づいたら出口まで来ていました。

台所、教会、教室などに使用された場所が
通路のところどころに空間として残っている中かろうじて覚えているのは
各階に通じているという通期孔↓と、


敵の侵入に備え、丸い石で道をふさぐようにできている仕掛け↓。

写真提供: 世界遺産フォトスタジオ


地下で暮らすための知恵には驚きますが、
そんなに苦労してまで地下に住まなければいけなかった理由が
いまいち分かりませんでした。
やっぱりいくら工夫してもあるいは秘密の出口があっても
追い詰められたら終わりな気がするんで……。

洞窟とか割と好きな方(どんなん!?)ですが、
なかなかの閉塞感で地上に出た時はかなり爽快でした。
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ギョレメ野外博物館(カッパドキア)

2010-06-27 | 旅行
カッパドキアではまず「ギョレメ野外博物館」を見学しました。

「ギョレメ」とはこの辺りの地名。
日本語の「ギョロ目」に音が似ていて親しみもわきますが、
実際は「見てはいけないもの」という意味だそうです。
そうなると…見てはいけない地方、見てはいけない博物館…ってことになり
えっと、なんだかすこ~し怖い名前な気がしますね。
しかしそりゃもちろん入場しましたよ。

この辺りは4世紀ごろから
キリスト教徒が迫害から逃れて洞窟を掘り住み始めました。
ギョレメ野外博物館ではそうしたキリスト教徒が
洞窟内に残したフレスコ画をいくつか見ることができます。

【ギョレメ野外博物館】

画像クリックで動画開始。
 チャルクルキリセ(サンダルの教会)・ユランルキリセ(蛇の教会)
 トカルキリセ etc.紹介
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トルコ旅行5日目(カッパドキア)

2010-06-14 | 旅行
今回の旅行の中では
パムッカレと並び楽しみにしていた場所カッパドキア。
*パムッカレの復習はコチラへ。世界遺産フォトスタジオさんの素敵なお写真追加しましたぉ
           
パムッカレは残念ながら最良の状態で見られなかったのですが
カッパドキアはお天気も抜群によく期待通りのスケールでした。


これまでの街の景色、広大な農地、
ひたすら先が見えない長々とした道から一変、
突然地面からニョキニョキと生えた奇岩群が現れます。

これらカッパドキアの岩々は
大昔に堆積した火山岩層が風雨などで浸食してできたそうです。

言葉にするとたった1文だけれど、
どれだけの量の溶岩がどれだけ幾重に降り積もり、
どれだけの年代を経たらこんなに削られるだろうと考えると
その長い年月がイメージできなくて途方にくれました。

まぁいろいろ紹介したいことはあるのですが、
まずはホテル。

一度は泊まってみたい(と誰もが思うわけではないかもしれない)洞窟ホテル。

【ギョレメ・カヤ・ホテル遠景】

ギョレメ地方には奇岩を利用したホテルがいくつかありますが、
私たちの泊まったホテルは『ギョレメ・カヤ・ホテル』。
ここは奇岩を改装し建物を付け足したホテルなので
完全に洞窟をくり抜いたホテルというわけではありませんが、
部屋からロビーへ向かう通路などは洞窟の中を歩いているような気分。
雰囲気だけは味わえましたよ。

【ギョレメ・カヤ・ホテル正面】(画像クリックで動画開始:ホテル内・朝夕風景有)
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トルコ旅行4日目(キャラバン・サライ/オブルック湖)

2010-06-08 | 旅行
コンヤからホテルのあるカッパドキアまで3時間ほど。
シルクロードを通ります。

途中旅人たちが泊まった宿、
キャラバンサライ(隊商宿)の跡がありました。

【キャラバン・サライ】

(中)


ただいま修復中だったため雑然としてますが。
荷物を積んだラクダをつれた商人たちが
ここで休んだんだなぁ~と一応想像。。。

その裏にはオブルック湖という神秘的な色の湖があります。
なにもないところにぽっかりと現れたという感。
一説に隕石の落下によってできたといわれるのもうなずけます。

【オブルック湖】


富士山に似た山もありましたよ。

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トルコ旅行4日目(メブラーナ博物館)

2010-06-07 | 旅行
コンヤにあるメブラーナ博物館までは
パムッカレからバスで5.5時間。
長いのにもそろそろ慣れてきた。。。

【メブラーナ博物館】(画像クリックで動画開始だけど大したことは流れないよ)


もともとは教団の創始者メブラーナの霊廟、修行場だった建物であるが
1925年トルコ共和国成立後、教団が解散させられ、
現在は博物館となっている。

残念ながら写真は建物のみで中は撮影禁止。
靴にビニールをはいて入場。

中に入った途端、ターバンの載った棺が並んでいる。
その前に佇み、今でも信者が真剣にお祈りをしていたので
逆に自分たちみたいな観光者がうろついていていいのかと、所在ない気分だった。

次の部屋にはメブラーナ直筆のコーランとか
儀式で使われた衣装・楽器などが展示されていた。

なかでも興味深いのはムハンマドのあごひげが入った箱。
ガラスケースの隅が少し開いていて
匂いがかげるようになっている。
一応匂いを嗅いでみたが、信仰心の問題か何の匂いもしなかった。

さてこの宗教は踊る神秘宗教とも言われ、
両腕を水平に広げてくるくるくるくるひたすら回る踊りが特徴的だ。

【旋舞ダンス】

*撮影時のみ点灯

この踊りは
後日ベリーダンスを見る際にショーの一環として見せていただけた。
電気も非常灯程度の暗い中、
音楽無しでぐるぐるぐるぐる旋回する様子は
衣擦れの音だけが聞こえ、白い衣装が暗い中ぼやっと浮かび上がって
見ているこちらも不思議な気分になってくる。

思ったより長い間まわっているため、
こちらの頭がぼーっとしてきて、
怪しい世界に引き込まれるような感覚で怖いとさえ思ったけれど、
そうやって無我の境地に至り神と一体になるという考えは
踊りを見ただけで十分伝わってきた。

でも、そもそもこの踊り、
メブラーナの没後弟子によって考え出された儀式なので
メブラーナさんの意図していたこととは違うような…
なんだかなぁ~という気はぬぐえない。

ともあれ
途中の休憩所もメブラーナ色が出ていて
信者の方には失礼なのか分からないけれど、なぜだか楽しくなってくる。

【駐車場の大きな旋舞人形】


旋舞を模ったくるくる回る置物みやげも可愛いかったな。
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トルコ旅行4日目(パムッカレ)

2010-06-04 | 旅行
パムッカレとは、トルコ語で「綿の城」という意味。
世界遺産です。

この辺りは温泉地で、
その温泉水に含まれる炭酸カルシウム(石灰)が台地に沈殿して、
真っ白な棚田に似た景色が出来上がったそうです。

私が行った日はこのような景色でした。

これはこれで圧巻!
……なのですが、
恐らく水が溜まっていなかったせいで
残念ながらイメージしていた通りではありませんでした。

しかし奥まで歩くと一箇所だけ
その一端を発見

綺麗でしょう?
(画像クリックで動画開始)

期待していた景色は
このような色の段が一面に広がっている景色でした。

6/21追加

写真提供: 世界遺産フォトスタジオ

こんなの見たかったなぁOo。。( ̄¬ ̄*)
しかし少しだけでも見られてよかったよ。

実は水を流す時間が決められているようですね。
それは温泉枯渇のためですが、
それゆえパムッカレの周りにあったいくつかのホテルも取り壊されたそうです。
どんどん変化していってしまうのは悲しいことですが
自分の見た景色は心に残しておきましょう。
そうすれば……。


   でもそれは跡を残すんだ。
   そしてその跡を我々はもう一度辿ることができるんだ。
      『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』
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トルコ旅行3日目(エフェソス遺跡)

2010-05-31 | 旅行
お昼を食べたのち、
休憩を挟みながらバスで進むこと3時間、
エフェソス都市遺跡へ向かいます。

ここは今までの遺跡と比べたら保存状態がよく、
広さもあって見どころがありました。

遺跡内を歩いていて、
「ここはアントニウスとクレオパトラが歩いた道だ」
とか言われると、はるか昔に取り込まれるような
不思議な気分になることができます。

【セルスス図書館】

ここはかなり復元されていて、
当時の様子を思い浮かべやすいですね。
ここまできたら蔵書なんかも復元して、
館内を歩けるようにすると、楽しそうだな。

【公衆トイレ】

ベンチに穴がずらっと並んでいるだけ。
隣を隔てる壁がないのは、
情報交換の場だったからだそうです。
この時代何が話題になっていたかが気になります「(゜~゜o)ウゥーン
下水道も完備。
水洗トイレか…発達してたんですね。

お、ところで現在のトルコトイレはこんな感じでした。

和式トイレに似てますが、
日本とは反対向きにしゃがんで利用します。
(普通の洋式もあります)

あとは娼婦の館の石の看板。

左からハート・足・女性(女性??)の顔が掘られています。
ハートの由来は心臓かと思っていましたが、
この時代の「ハート」の概念はそうではなかったということでしょうか。
ここはちっと後で調べる余地がありそうです。

さて気になるところを抜粋して紹介しましたが、
他にもいろいろありましたので
他は動画でご覧ください。

【エフェソス遺跡】(画像クリックで動画開始)

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トルコ旅行3日目(ペルガモン遺跡)

2010-05-25 | 旅行
前日泊まったエイドレミットからバスで2h、
ベルガマへ向かった。

午前中はペルガモン遺跡観光。
ここは上中下市から成り、
私たちは上中市にあるアクロポリスのみ入場した。

【ペルガモン遺跡】(画像クリックで動画開始)


ここはトロイに比べたら結構イメージがわく遺跡だった。
しかし蔵書20万冊を誇っていた図書館の本は
アントニウスがクレオパトラの気をひくため
エジプトのアレクサンドリア図書館へ送っちゃったり、
ゼウスの祭壇は発掘したドイツ人がトルコの了承を得て
国に送ってしまったり(現ベルリンのペルガモン博物館所蔵)と
ここには基の部分しかなく、少しさびしい遺跡だ。

ということでオススメはなんといっても眺望の良さだろう。
遺跡が丘の上にあるため、下の街が一望できる。
風はいつも強いらしい


なんか暗いけど、パノラマなので右端まで見てね
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トルコ旅行2日目(トロイ遺跡)

2010-05-20 | 旅行
トルコは国土が広い。

2日目の観光地はトロイ遺跡なのだが、
そこまでの道のりは以下の通り(計6時間程)。

まずイスタンブールから西へ午前中かけて港まで走り
そこからフェリーでダーダネルス海峡を渡り
港に到着後また南へしばらく走るとようやく到着。

【移動の様子】(画像クリックで動画開始)


さてやっと辿り着いた世界遺産のトロイ遺跡。
長年の慣れからトロ(登呂)遺跡と呼んでしまいがちなトロイ遺跡。
σ(д・`)ミィーだけ?

ドイツのシュリーマンが
ギリシア最古の叙事詩「イリアス」に記されているトロイ戦争を
史実として信じ、発掘をしたのがきっかけで発見された。

入口をはいると右手に例の木馬あり。

今まで気にしてなかったけれど、
木馬さん、なんか後ろにしり込みしてるみたいだよね…。
中に入って窓から顔を出し、写真を撮って楽しめる。

今やこれこそトロイの遺跡と言わんばかりの知名度であるが、
想像通りの作り物感。
近年観光用に建設されたもので別に遺跡じゃないのだよねー
って軽んじながら行きは通り過ぎたけれど。。。


遺跡のすべてが不明瞭なものばかりで、
作り物だけれどトロイの遺跡に来たと一目瞭然のこの木馬が
帰りには妙に有難かったりする。

その訳は遺跡の構造にある。

トロイは何度も戦火や地震などによって滅んでは、
その上に新しい街を築いていったので、
紀元前3000年ごろから紀元前350年ごろまでの遺跡が
9層になって積み重なっている。

それだけでも気が遠くなるほど昔のことで
その度合いをイメージすることさえ困難なうえに、
シュリーマンの間違った発掘でかなり傷つけられている。

考古学の知識もない素人目からは、
草っぱらに石がそこここにゴロゴロしてるだけ。
申し訳ないがガイドなしでは理解し難い状態となっているのだ。

ここでは説明看板を見て当時をイメージする、
相当な想像力が必要となってくるだろう。

【トロイ遺跡】(画像クリックで動画開始)

動画を見たらなんだかんだでいろいろあるじゃん、と思われそうだが、
これは帰国後写真を選び選び、調べ調べてなんとか作ったもの。
遺跡内にいたときはガイドさんの説明を聞きながらも、何が何やらだった。

せっかくの世界遺産。
今後遺跡全体が分かりやすく整備されるといいな。

ちなみにトロイ戦争でさえ史実としては証明されておらず、
なんだかそのあたりも頭がごちゃごちゃする要因である。
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