オバマ大統領がCHANGEと言い当選を果たしてから、一年以上になる。
果たして アメリカはCHANGEしたのだろうか?
もし、CHANGEしたのなら、何がどうCHANGEし、そして、何がCHANGEしていないのだろう?
検証してみたい。
1.外交
ブッシュ前大統領に比べ、イラクからの引き上げを推進している。これは、確かにCHANGEだが、その分アフガニスタンに増強もしている。これは、CHANGEというよりは、戦略的な部分のにおいがする。
対中国に随分弱腰になった。
2.経済
ブッシュのつけが来た。あるいは、そのまえのクリントン時代からのつけ。アメリカ経済はガタガタになっている。これは、相当ひどいのであって、もはや、世界の覇権を握っていたアメリカ・・・強いアメリカは、そこにはない。町中にホームレスと失業者があふれるアメリカは、かつての影を見ることもできない。
3.未来像
すでに、出ている結果が昨日も書いたとおりの、環境問題だ。このことに本気で取り組みをかけることをアメリカに期待することは、たとえオバマがそう思っていても難しいだろう。軍需産業、車産業、産業共同体がたくさんある。彼らのロビイストとしての力は相当に強く、政府に及ぼす影響は大きい。
4.過去からの脱却
アメリカが背負ってきた負の遺産。それは世界中から嫌われているという事実だ。アメリカを好きだと思う国は、少ない。なぜなら、彼らは傲慢であり続け、それがアメリカ的価値観だと信じてきた。相手をノックアウトすることが、唯一の正義であり、そのためには手段を選ばない。原爆を婦女子の上に落としても、それが、正義だと言い張る。日本だけではなく、世界中がそのことに対して、強く違和感を感じ、異論を唱えてもいる。だが、アメリカは振り向こうともしない。オバマもその点は、何らかの対応をとるところに来ていることは認識しているがため、核を半分にすると明言したのだろう。しかし、CHANGEといえるほどのインパクトが果たしてあるだろうか?
5.難しい舵取り
オバマにとっては、国内的にも 対外的にも とても難しいところに来ている。この点は否めないだろう。国内的には健康保険の引き下げ問題。ミシシッピー下流の台風の影響を受けた地域の、遅々としてすすまない問題。失業者が10人に一人いるという問題。さらには、イランの核保有問題。それに対してイスラエルの苛立ち。
6.忍び寄る大恐慌の影 (オーストラリアに関して)
今、すでに大恐慌の真っ只中だと言われているが、私が聞いた話での大恐慌は、こんなもんじゃなかったそうだ。町中に暗い影がたちこめ、誰も、仕事がなく、そして、食べるものを買う金さえない人がゴロゴロしていたという。オーストラリアの話だ。だが、不動産価格はまだ上昇し続けており、インフレは適度に抑えられ、為替はアメリカドルの不安定さを除いては、今のところ、安定している。利率も上がると予想されているが、今のところ、低金利ですすんでいる。まだ、大恐慌という所まではきていない。さらに直近の四半期では、雇用率が改善されつつあるという。オーストラリアに関してはラッキーカントリーで大恐慌が頭上をすり抜けていくのではないか?という楽観的な話さえあるが、どうなんだろう?
7.日本は、どうだろうか?
今回の民主党の掲げる政策は、かなり変化をしている。特に対米に関しては、今までとは打って変わったと言っていいほどだ。アメリカは、日本人をなめている。何を言っても「はいはい」と聞くだろうと、今でも信じて多寡をくくっている。鳩山政権が、何を突っぱね そして、何を受け入れるのだろうか?これが、今後日本とアメリカとの未来を決めることになる。本気でアジア中心の外交にするつもりならば、中途半端はできない。また、後戻りもできない。それだけの覚悟があるのだろうか?日本が今までのように従属的に「はいはい」と聞かなくなると、アメリカはすぐに牙をむいてくる。それが、彼らにとっての正義なのだから。
果たして アメリカはCHANGEしたのだろうか?
もし、CHANGEしたのなら、何がどうCHANGEし、そして、何がCHANGEしていないのだろう?
検証してみたい。
1.外交
ブッシュ前大統領に比べ、イラクからの引き上げを推進している。これは、確かにCHANGEだが、その分アフガニスタンに増強もしている。これは、CHANGEというよりは、戦略的な部分のにおいがする。
対中国に随分弱腰になった。
2.経済
ブッシュのつけが来た。あるいは、そのまえのクリントン時代からのつけ。アメリカ経済はガタガタになっている。これは、相当ひどいのであって、もはや、世界の覇権を握っていたアメリカ・・・強いアメリカは、そこにはない。町中にホームレスと失業者があふれるアメリカは、かつての影を見ることもできない。
3.未来像
すでに、出ている結果が昨日も書いたとおりの、環境問題だ。このことに本気で取り組みをかけることをアメリカに期待することは、たとえオバマがそう思っていても難しいだろう。軍需産業、車産業、産業共同体がたくさんある。彼らのロビイストとしての力は相当に強く、政府に及ぼす影響は大きい。
4.過去からの脱却
アメリカが背負ってきた負の遺産。それは世界中から嫌われているという事実だ。アメリカを好きだと思う国は、少ない。なぜなら、彼らは傲慢であり続け、それがアメリカ的価値観だと信じてきた。相手をノックアウトすることが、唯一の正義であり、そのためには手段を選ばない。原爆を婦女子の上に落としても、それが、正義だと言い張る。日本だけではなく、世界中がそのことに対して、強く違和感を感じ、異論を唱えてもいる。だが、アメリカは振り向こうともしない。オバマもその点は、何らかの対応をとるところに来ていることは認識しているがため、核を半分にすると明言したのだろう。しかし、CHANGEといえるほどのインパクトが果たしてあるだろうか?
5.難しい舵取り
オバマにとっては、国内的にも 対外的にも とても難しいところに来ている。この点は否めないだろう。国内的には健康保険の引き下げ問題。ミシシッピー下流の台風の影響を受けた地域の、遅々としてすすまない問題。失業者が10人に一人いるという問題。さらには、イランの核保有問題。それに対してイスラエルの苛立ち。
6.忍び寄る大恐慌の影 (オーストラリアに関して)
今、すでに大恐慌の真っ只中だと言われているが、私が聞いた話での大恐慌は、こんなもんじゃなかったそうだ。町中に暗い影がたちこめ、誰も、仕事がなく、そして、食べるものを買う金さえない人がゴロゴロしていたという。オーストラリアの話だ。だが、不動産価格はまだ上昇し続けており、インフレは適度に抑えられ、為替はアメリカドルの不安定さを除いては、今のところ、安定している。利率も上がると予想されているが、今のところ、低金利ですすんでいる。まだ、大恐慌という所まではきていない。さらに直近の四半期では、雇用率が改善されつつあるという。オーストラリアに関してはラッキーカントリーで大恐慌が頭上をすり抜けていくのではないか?という楽観的な話さえあるが、どうなんだろう?
7.日本は、どうだろうか?
今回の民主党の掲げる政策は、かなり変化をしている。特に対米に関しては、今までとは打って変わったと言っていいほどだ。アメリカは、日本人をなめている。何を言っても「はいはい」と聞くだろうと、今でも信じて多寡をくくっている。鳩山政権が、何を突っぱね そして、何を受け入れるのだろうか?これが、今後日本とアメリカとの未来を決めることになる。本気でアジア中心の外交にするつもりならば、中途半端はできない。また、後戻りもできない。それだけの覚悟があるのだろうか?日本が今までのように従属的に「はいはい」と聞かなくなると、アメリカはすぐに牙をむいてくる。それが、彼らにとっての正義なのだから。