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「水上青々翠」
ちょっと字が小さいのでズームイン!
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すみません。おいしそうな方がアップされてしまいました。
六月一日は多くのところで「アユの解禁」になりましたね。
お茶室では、そろそろ「若あゆ」なるお菓子がぴちぴちと踊るころです。
毎年決まってこの軸を眺めますが、醸し出す季節感がたまりませんね。
最近軸が思わぬ形で一本手元に来ました。
知り合いの先輩の先生からお電話があり、
お弟子さんに頼まれて一年もかかって探して手に入れた軸が、
行き場を失ってしまったというのです。
その方の家庭の事情で、お稽古をお休みになる事になり、
お道具ももういらないということになったのだそうです。
せっかく手に入れたものの、無理にというわけにもいかず、
先生もお困りになったのでしょうね。
おめでたい文字の一行物ですが、ご自分は同じものをお持ちとか。
そこで、
「お道具屋さんに返してもいいのだけれど、もし持っていない軸ならどうかしら」
ということなのです。
値もそんなに張りませんし、むしろそれで手に入ればとてもお得です。
文字はいつでも使えるおめでたいものです。
お茶事で使うチャンスも大いにありそうです。
せっかくなので代わりに頂くことにしました。
求めて出合った道具ではありませんが、
私のところに来る運命の道具と思って、大切に使いたいと思います。
道具との出会いといえば、
昔も今も、お道具持ちの方々は、
ほしい道具をもとめて、いろいろと策を練るとか。
どうしても欲しい道具を目にすると、譲ってもらう交渉などするようですね。
それでも「いやいやこれは売ることなどできません」と断られると、
自分の持っている物で、持ち主のほしそうな道具を交換条件に、
何度も粘ったという話はよく聞きます。
私どもとはとてもレベルの違う世界の咄ですが。
さて今年は何処のお店の「あゆ」をいただくことにしましょうか。
お菓子なら、少しがんばって、レベルアップできそうです。
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