

この時期、桐の花が満開だ。
山形では例年だと5月下旬頃満開となる。今年は少し早いようだ。
夕方、雨が上がってから寒河江川沿いをおよそ40分サイクリングに。
河原に何箇所か桐の花が咲いていた。
桐の花の咲く頃になると毎年決まって思い出す事がある。
もう25年前ぐらいのことだろうか、子供がまだ小学生で、夫婦で学校の役員をした時のことだった。
子供会行事で「県民の森親子登山」を企画した。
事前に役員たちで県民の森に下見に行った。
私達夫婦は同じのAさん夫婦と一緒の車に乗った。
丁度、今頃と同じ桐の花が満開に咲いていた頃だった。
途中、道路沿いに何本かの桐の花が咲いていた。
すると、Aさんの奥さんが桐の花を見て、急に頭が痛くなったと言い出した。
事情を聞いてみると、桐の紫色の花を見ると、なぜかいつも頭が痛くなってくるというのであった。
あれからずっとこの桐の花が咲く頃になるといつもそのことを思い出してしまう。
そう言われてみると、私もそんな気になってしまいそうだった。
五月晴れの季節が過ぎ、なんとなく梅雨空に似たうす曇の続くこの頃、桐の花、ライラック、テッセン 、藤の花・・・などこの時期になると突然紫色をした花々が咲き始める・・・・・・。
入梅前のこの季節と紫色の花とに何か深い関係がありそうだ。
もともと紫色は欲求不満の色といわれる。
昔から紫色の洋服を着ている人を見ると、何か欲求不満な事があるのだろうなぁ、などとつい同情してしまう。
和服の紫は不思議とそうは思わず、逆に色香を感じてしまう。
この時期、いまひとつすきっとしない空模様と紫色の花々、それらを見て、何とかならないかな^という、うつとおしい気分が欲求不満につながってしまうのかもしれない。
それにしても桐の花にまつわることはいろいろある。
500円硬貨の表の図柄、桐の葉と花。
日本の国の紋章「五七桐」、これも桐の葉と花。
北原白秋の歌集「桐の花」、男女の仲の桐の花事件が絡みどうもすっきりしない。
桐の花、紫色・・以上が私の「桐の花」で思う事・・・・・・・・・・・。
そういえば私のスケッチ、遠くの色を表現するのに決まって紫色を使う・。

明日、天気が回復し風がおさまったら、山寺までサイクリングに行こう。
サクランボサイクリング自転車専用道路。
寒河江から山寺まではおよそ25km。
たまに自転車に乗ってゆっくり走るのもいい・・・・。
それにしてもお腹の膨らみが気になってしょうがない。
それでは又明日・・・・・・・。