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灯台下暗し・・・・・・
家から歩いて15分程の所にあるチェリーランドに、トルコ館がある。この頃そのトルコ館から流れている民族音楽が妙に気になってしょうがなかった。よく考えてみたら、トルコ館が出来てから十数年になるが、ゆっくり内部を見学したことがこれまで一度もなかった。
昨日、自転車で寒河江川まで軽く運動に出掛けた。
堤防に座って一休み、日曜日の午前中とあって、一段と高いボリュームでトルコ館からあの哀愁を感じさせるような民族音楽が流れていた。
メロディーを日本のいろんな歌謡曲に置き換えてみたら、みんなトルコの民族音楽にすんなりと当てはまってしまった・・・・・なぜだろうと?。
特に急ぎの用もなく、暫く振りで中に入って見た。
一歩中に足を踏み入れた途端、灯台下暗しとはこのことだと思った。
どこか遠くに一人旅の夢ばかり追い、自分の家の近くにこんな贅沢な旅気分を味わえる場所あったことをすかっり忘れていた。
内部はまるで宝石箱の蓋を開けた時の驚きのように、この寒河江の田舎町とはとても似つかわぬ、イスラム世界の荘厳な異国情緒に溢れていた。
突然、白いターバンを冠って、横笛を口にくわえ、腰からナイフを提げたアラビアンナイトの少年(マネ・笛を吹く少年)でも出て来そうな、まるで一っ飛びに見知らぬ外国の街に旅に出て、一人立っているかのようだった。
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白地に青の模様がついたタイル貼の壁、全ての床が大理石、中央の床が一段下がって、そこに大理石の噴水、ドーム型の天井とシャンデリアと8本の円柱、そして先の尖った小さなアーチ型の小窓とステンドグラス、建物内部全体がアジアの西端に位置する不思議な民族、トルコの街のような雰囲気。
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この青銅製の水差しの脇に、トルコ民族にとって、日本人のように毎日あくせく働きづめではなく、水タバコを吸いながら、世間話に興じ、ゆっくりとその日一日を楽しむのが彼等の至上の幸福と書いてあった。
こんな美しい曲線や、無駄な彫金を施した水差しは、皆が毎日をゆったりとした気持ちで生活しない限りは、決して生まれてこないだろうと思った。
日本人はまだまだ何もかもにあくせくし過ぎ、現実生活との戦いに疲れ切っているような気がしてならない。
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トルコ館を出て広場に。日曜日の午前中のほんの1時間足らず、トルコ旅行気分を味わって来ました。
寒河江市とトルコ館・・・?さくらんぼの発祥の地がトルコだったとかで、どこかの市と姉妹都市を結んでいる為らしい。
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