冬になると畑仕事もなくて結構暇な日が続きます。薪ストーブの管理とか確定申告とか、この季節特有の作業はあるものの、それでも、夏に畑に出るほどの稼働はないため、自ずと読書三昧になります。最近のマイブームは「群ようこ」さん。ふと図書館で手にした「パンとスープとネコ日和」という小説がなんともいい感じで・・・一番気に入ったのは猫の描写ですが・・・まずはシリーズ5冊を読破しました。会社を早期リタイアしてスープのお店を始めた50代独身女性が主人公なのですが、まあ飼っているネコとの会話(実際は会話ではなくて空想描写なのですが)が秀逸で、犬好きの私でも(?!)猫を飼いたくなります。彼女のネコとの会話は野鳥と私の会話に通じるものがあるかも(笑)。
そのシリーズを読み終わったので次は同じく群ようこさんの「れんげ荘」という小説を読み始めました。こちらはパラサイトで暮らしていた40代独身女性が自宅(というか母親)が嫌になり一人暮らしを始める話。(しかも、月10万円で暮らせるくらいのお金をためて有名広告代理店を早期退職)
超多忙だった主人公が急に暇になって「これでいいのか」と悩んだり、平日に図書館に行くと老人ばっかりで自分が異質に思えたり、という感じで進みます。「終わった人」にも同じような描写がありました。そして、早期退職した当初や冬になって時間を持て余している私自身、共感するところが結構あったりします。シリーズ後半になるとネコも登場するようなので、またネコの描写を楽しみに読み進めます。群さんの本、しばらく楽しめそうです。
●おまけ● 読書記録は引き続き、Readeeでやってます。