機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

HGUCs

2006年03月19日 | ガンダム
どうもです。

 昨日、映画を観て帰って来た後、NEWSでAZRIEL氏と合流
しました。映画の中の描写に関していろいろ議論をしたり、新しい
“不法投棄品”を弄くって遊んだり。
 しかしまあ、もう完全にAZRIEL氏の不法投棄がレギュラー化
してきてます。一応、私自身も(まんだらけとかで買ってきて)
投棄していってる「犯人」のひとりなんですが、全然ペースが違い
すぎ。


まさしく
ニャン:毎週増えてます
藤村D:「毎週増えてます」って・・・
     ハムスターじゃねぇんだから
な状態ですよ。


                 ビックリどっきりメカ
 まあそれはともかく、今週の不法投棄はHGUCメタスです。


 全体的なフォルムとしては全然問題ないですね。ギミック面も
ストレスなく変形させられますし、腰~脚の可動範囲も比較的広い
ので、かなり面白い「モード変更」ができます。


ターメタス Type005(笑)


ホバー(?)戦車形態メタスタンク

 純粋に「メタスのプラモデル」という点で評価するなら、かなり
高評価が得られるんじゃないでしょうか。
 ただ、問題がないわけでもなくて。本体部分と背部ユニットを
繋いでいるのが、襟首と腰から伸びるシャフトであることが
ある意味メタスの「売り」な訳ですが、これらが背部ユニットと
接続されてません。本来の設定にはない、本体背部から伸びた
フレームパーツでユニットが繋がっており、これが変型ギミック
のキモになってます。
 シャフトを繋いだ場合、背部ユニットの移動に連動して伸縮する
機構がHGUCキットの中に収まり切れなかった(*1)ための代替策、
ということなのかも知れませんが、完全に離れちゃってるシャフト
と背部ユニットにはちょっと幻滅を禁じ得ません。



コレで常態です 外れちゃってる訳じゃないんです

 この部分が我慢できない人は「駄キット」という判断をするかも
知れませんね(*2)。

 さて本題(笑)ですが。相変わらず読み進めるのに多大な苦労を
要する文章ですね。
 “実験的に作られた機体で、Zガンダムなどの可変機構を開発
する際のトライアルとしての意味を持つ機体となった
”って、
それは事の因果が逆じゃない?とか思っちゃうんですけど。
 メタスって、極端な話「変型機構の検討・検証のために作られた
可変フレーム試験機材に実戦用装備を施した機体」じゃないかな、
と。比較的安価で作れるので、ある程度生産されて(補給任務も
可能な(*3))補助機として実戦配備されているという感じで。
 あと、あの腰周りのフレーム構造を“トラス状”と言っていい
んでしょうか? 私自身「トラス状構造とは何かを明確に答えよ」
と言われても「ごめんなさい」なんですが、アレがそうだと
言われても、何か釈然としないんですけど。「(小型)砲艦」と同じで、
語意を誤認したまま使ってたりしてません?
 
 その反面“MSZ-006の後継機として開発された中には、
基本フレームに同等の構造を採用して設計された機体があり
”と、
〈ゼッツー〉の存在とメタスとの繋がりを匂わす文言があったりして、
ニヤニヤしてしまいます。あと“ビームサーベルを6本装備している
から持久戦に向いている
”みたいな文章(*4)がなくて、逆の意味で(笑)
ニヤニヤできなかった点は残念でした。

 ところで、最近リリースが多い可変機の場合、変型プロセスの説明
に喰われるため、機体解説テキストに割けるスペースが少なくなるのは
ある程度仕方がないと思うんですが、それを差し引いても、最近は
めっきりテキストの分量が減ってますよね。カトキハジメ氏の
リファイン画稿も(白黒反転で)載らなくなってるし。
 MGなんて、最初2頁はあった解説が1/4頁程度までになってるし、
書くことがなくなってきたのか、迂闊なことを書かないように(苦笑)
しているのか。はてさて・・・。
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  *1:ガブスレイと比較しても機構的に複雑な筈はないし、スペース的な余裕も
    ない訳ではないと思えるので、もしかしたら、キットとしてコストの問題
   (安くあげるために簡略化した)なのかなと推測してみたり。
  *2:あくまでも我慢できない人が、ですよ? 念のため。
  *3:『星の鼓動は愛』でも、アポリーが(Eパックの)補充の時以外は後方に
    下がっていろとファに指示してたりします。こういうシーン、TVの時は
    なかったように思うんですが、もしそうだとしたら、スパロボ系の設定が
    オフィシャル化した稀有な例?
  *4:あるらしいですよ、こんなこと言ってる《資料》が。『ガンダムコレクション』
    のブックレットか何かだと思うんですが。