映画なんですが、実際にあった事件みたいなタイトルですよね。
舞台が最初と言われていますが、実はやっぱり実話がベースらしい。
そこは噂ですが。
事件は、4人家族の平凡な家庭…じゃない、まさしく崩壊しきった家庭を当たり前のように事件が襲う。
父は親から受け継いだ自営
母は家事を放棄、食事もコンビニ食
兄は営業マン、結婚はしているが、対人関係に行き詰まり、クビに
弟は大学生だが、自分探しと称し、勝手なことをしている。
そしてここへ、死刑反対の活動家の女性が嫁いでくることになります。
父の暴力に耐えかねた母はついに家を出てしまう。
兄は妻が妊娠しているが、事実が言えず母のもとへきて母の今後のことなどを話している。弟もまた家にいられず、母のもとへ。
やがて父に母の住処が見つかる。
母は最初からあなたのことを愛していなかったのかもしれないと言い出す。
兄の思いがけない自殺…更に崩壊する母の精神状態
弟は全てに行き詰まり、ついに無差別殺傷事件を起こしてしまう。
そこから映画は始まるわけです。
この弟が無差別殺傷事件の犯人として死刑判決を受けたあたりからです。
弟は死刑反対の活躍家の女性と結婚しますが(日本では死刑囚には家族でないと面会ができないので)弟はだったら、金を入れてくれ、刑務所にいても金がないとジュース1本買えないという。
挙句に妻なら、福脱いで胸を見せてよといういい加減さ。
みんながみんな、壊れている。
母は更なる崩壊をし、兄は自殺し、父は周囲からとがめられても、私がわるーございましたと開き直るくらい。
しかし、ある意味殺傷事件の現場に出てくる人々ですら、こういう事件が目の前で起きたら、人ってこうなるの?という実に奇妙な行動(に見えるんだけど、単に目の前で起きたことが受け入れられない?この刺された人、それを見ていた人…刺さた人は別としても傍観者と呼ばれる人々にも、なんだか悪がある気がしてくる)
嫁にきた活動家も父からも、お前はどこの新興宗教だ、と言われるくらいで全くどうにかしようという気がない。
そして迎える、やっぱりという更なる崩壊…。
必ずしも内容順ではありませんが、救いがありません。
本当に救いがありません。
それでも、普通にこういうニュース、日々流れてるよなと思ってしまうようなそんな映画です。
絶望すら、意味をなくすのです。
ご覧になった方が父を演じた三浦友和さんが凄いと言いますが、実際、凄いです。
こんな演技派の肩だったんだと改めて気づかされました。
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