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仕事上の上下関係

2009年01月24日 | Weblog
私が以前いた部署は海外出張も多く、忙しい時期は男性が毎日深夜残業していた。
人の揚げ足を取るような人も何人かいて、そのせいかどうかはわからないけれど、うつ病になる人が多かった。
不景気の時には社員のリストラを進めて、うつ病になってしまう課長もいた。

当時、職場の上司は周りから極端に好かれて、また嫌われていたと思う。
容貌と性格(女性にはうまく甘える)のせいで、女性にはわりとウケが良かった。
ある時その上司が職場の人と話をしていて
「お前俺のこと嫌っているだろう?でも仕事は別だ!」と話声が聞こえてきた。
広いフロアーなのにその上司の声が大きいから、席を離れていてもすぐにわかってしまう。
自分の事を嫌っている人間に潔く聞いてしまうところが凄い。

上司は仕事ができる人で、上の人から目をかけられてスピード出世していった。
冷静に見ていると、周りがうまくいくように人を使って順 調に仕事をこなしていた。
でも上からと下から言われての板挟みがあったのか、時々体調を壊しては早退していた。
そして悲しい事に、その上司が目をかけた人ほど、退職して上司から離れていってしまう。
上司から期待されて負担になったのか、使われるのが嫌だったのか、上司には彼の本心が見えていなかったのかもしれない。

ある飲み会の席で、近くに座った上司が私に
「何で俺より先に会社に来ないんだ!」と言ったことがあった。
近場に座ってこの発言を聞いていた人達は「シーン」となった。
言われた私は多分ムッとした顔になっていたと思う。
後日友人にその話をしたら、友人も同じ事を会社の上司から言われた経験があるそう。
どうやら私の事を認めていて、頑張って仕事をしてもらいたかったみたい。
でもあんな言い方をすれば、私が嫌な気分になるとは考えなかったのかしら。

発言してしまったら、取り返しがつかなくなって人の気持ちは離れていくのに・・・
頭が良すぎると人の気持ちがわからなくなるのかしら?
飲み会の席では、上司の言葉の奥にあるものを受取るだけの思考が私にはなかった。

その会社から離れてみると、有能な上司の存在は大変有難かった。(嫌な面も沢山見たけれど)
近くでその人の手腕を見て勉強出来るからだ。
出来れば有能な上司のいる下で仕事をして、好いところを吸収したいと思うけれど、反面教師で「ああはなりたくない」と思って自己研鑽しながら仕事をするのも成長しそうでいいかも。
コメント
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