三七 松翁ある人に次のように言われた。
物事が成功したときは、幸いに運がよかった、多くの人たちの御蔭と感謝して報恩を誓った。しかし失敗したときは、その原因はすべて自分にあるのだと思いつつ、日々を過ごしてきた。
三九 松翁ある人に次のように言われた。
意見や文句を言ってくださる人をとりわけ大事にしなさい。そしてその意見や文句に素直に心を込めて耳を傾け、真剣に考えなさい。そうすればあの人はよく言うことを聞いてくれる、ということになって、逆にあなたに好意をもつということになるだろう。
《感想》正論を話しているクレーマーは大事にしないと。人の評判は新規開拓のチャンスでもある。
四二 松翁ある人に次のように言われた。
悩みのない人間に成長はない。悩みのない人間に、私はあまり魅力を感じない。
七九 松翁ある人に次のように言われた。
経営者の立場に立つ人は、“先憂後楽”という考え方をもっていないといけないと思う。およそ経営者たる者は、人と共に憂い、人と共に楽しむということではいけない。人よりも先に憂い、人よりも後に楽しむという志がなければならない。
八五 松翁ある人に次のように言われた。
私のいうとおりにやるのなら、きみはいらない。
《感想》きみは心の中で考えていることがあるだろう。
創意工夫をして、きみのやりたい事をしてみたらどうか。
九八 松翁ある人に次のように言われた。
税金を国民から取るのは当然と考えるばかりか、増税することに痛みを感じない為政者は失格である。
《感想》増税するのは仕方がないけど、その前に無駄は徹底的になくして欲しい。
一一二 松翁ある人に次のように言われた。
単におとなしく、従順であり、なんでも人の言うことをよく聞き、よかれ悪しかれ、言われるとおりに動く。そのような姿は、ほんとうの意味の素直な心の表れとはいえない。
《感想》イエスマンばっかりだとお互い成長しないし、間違った方向に進む。
食品偽装を知っていて、自分の身の保全の為に見て見ぬふりをするとかね。
一六二 松翁ある人に次のように言われた。
政治、行政の進め方に徹底した工夫改善を加え、その生産性を高めていけば、国費の一割程度の剰余を生み出していくことができるはずだ。それを年々積み立てていけば、百年、二百年のあいだには、その蓄積による金利収入だけで国費のすべてをまかない、国民から税金を取らなくてもすむような無税国家の実現も決して夢ではない。さらに進んでは、国家が国民になにがしかの配当ができる収益分配国家も可能ではないだろうか。
一六三 松翁ある人に次のように言われた。
国内で売る価格より輸出の価格を高くするのが当然である。それだけ手間もかかるし、また何よりも長年ご愛顧をいただいている国内のお客様を大切に考えることが、私の考える商売の道である。
つづく
物事が成功したときは、幸いに運がよかった、多くの人たちの御蔭と感謝して報恩を誓った。しかし失敗したときは、その原因はすべて自分にあるのだと思いつつ、日々を過ごしてきた。
三九 松翁ある人に次のように言われた。
意見や文句を言ってくださる人をとりわけ大事にしなさい。そしてその意見や文句に素直に心を込めて耳を傾け、真剣に考えなさい。そうすればあの人はよく言うことを聞いてくれる、ということになって、逆にあなたに好意をもつということになるだろう。
《感想》正論を話しているクレーマーは大事にしないと。人の評判は新規開拓のチャンスでもある。
四二 松翁ある人に次のように言われた。
悩みのない人間に成長はない。悩みのない人間に、私はあまり魅力を感じない。
七九 松翁ある人に次のように言われた。
経営者の立場に立つ人は、“先憂後楽”という考え方をもっていないといけないと思う。およそ経営者たる者は、人と共に憂い、人と共に楽しむということではいけない。人よりも先に憂い、人よりも後に楽しむという志がなければならない。
八五 松翁ある人に次のように言われた。
私のいうとおりにやるのなら、きみはいらない。
《感想》きみは心の中で考えていることがあるだろう。
創意工夫をして、きみのやりたい事をしてみたらどうか。
九八 松翁ある人に次のように言われた。
税金を国民から取るのは当然と考えるばかりか、増税することに痛みを感じない為政者は失格である。
《感想》増税するのは仕方がないけど、その前に無駄は徹底的になくして欲しい。
一一二 松翁ある人に次のように言われた。
単におとなしく、従順であり、なんでも人の言うことをよく聞き、よかれ悪しかれ、言われるとおりに動く。そのような姿は、ほんとうの意味の素直な心の表れとはいえない。
《感想》イエスマンばっかりだとお互い成長しないし、間違った方向に進む。
食品偽装を知っていて、自分の身の保全の為に見て見ぬふりをするとかね。
一六二 松翁ある人に次のように言われた。
政治、行政の進め方に徹底した工夫改善を加え、その生産性を高めていけば、国費の一割程度の剰余を生み出していくことができるはずだ。それを年々積み立てていけば、百年、二百年のあいだには、その蓄積による金利収入だけで国費のすべてをまかない、国民から税金を取らなくてもすむような無税国家の実現も決して夢ではない。さらに進んでは、国家が国民になにがしかの配当ができる収益分配国家も可能ではないだろうか。
一六三 松翁ある人に次のように言われた。
国内で売る価格より輸出の価格を高くするのが当然である。それだけ手間もかかるし、また何よりも長年ご愛顧をいただいている国内のお客様を大切に考えることが、私の考える商売の道である。
つづく