My Favorite 《ゴールデンイーグル&Sleeping lion》

私の好きな有名人、本、食べ物、ちょっと一言、感謝する事、etc

松翁論語(3) ***松下 幸之助 述:江口 克彦 記***

2009年03月08日 | 
三二一 松翁ある人に次のように言われた。
中小企業の犠牲によって大企業が成り立っているというようなことは、大企業として恥ずべきことである。
《一言》今そこにある危機

三二四 松翁ある人に次のように言われた。
物価を安定させよう、抑えようとする努力は尊い。が、抑えられないものを抑えるための努力と費用のことを考えれば、むしろ何パーセントか上がっていくことを承認して、それ以上に国民全体の所得を増やすためにはどうすべきかを考えるほうが、結果は成功に終わるのではないか。
《感想》
どこまで下がるかわからない、そしてどのくらいの期間かかるかわからない株価を公的資金で買い支えるよりも、国民の所得を増やす方法を考えた方が費用対効果の面でいいのではないか。
その方が国民の満足度が上昇する。

【費用対効果】
http://www.affiliateportal.net/dic/s_hiyoutaikouka.html

国民は雇用の安定を望んでいる。
いつリストラされるかわからない状態で、賃金も下がりボーナスも減るような状況の中では不安に怯えてお金を消費せず、節約にまわる。
“国民全体の所得を増やすため”
国民一人一人の所得を増やすような、キャッシュフロー(現金・預金などの流れ)を考えたらどうだろうか。
“逆算思考”:ゴールを先に設定してそこに到達する方法を考える。
私は政治家でもないし、政治家になろうとも思わないけれど、政治家がしなければいけない仕事。

三六三 松翁ある人に次のように言われた。
お客様が出ていく後ろ姿に、心底ありがたいと手を合わす。そういう心持ちがなければ、商売人とはいえない。

四〇六 松翁ある人に次のように言われた。
小便が赤くなるほどの努力をしたか。それほどの努力をせずして成功を望むことは、傲慢というものだ。
《感想》松下 幸之助氏は努力をして大成功を治めた人。
でも私は体が資本だと思っているので、過労死するような仕事の仕方とか、うつ病になるまで自分を追い詰めたくはない。

四二六 松翁ある人に次のように言われた。
説得というものは、他人に対するばかりとは限らない。自分自身に対して説得することが必要なときもある。自分を励ます。勇気をふるい起こす。辛抱する。そうしなければならないとき、自分自身への説得が必要になってくる。そこに強い信念が生まれてくる。力強い行動も生まれてくる。
つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする