子どもの頃の記憶をいつまで覚えているんだろう。今の僕の記憶はいつまで続くのだろう。
フッとそんなことを考えました。我が家の周りの風景が次々と変わっていきます。周りには沢山の家が建ち並び、道路も舗装され、あの遊びまわった広場も小川も山も姿を変えてしまいました。僕が住んでいる我が家さえも30年以上の家としての役目を終え、建て直しました。
僕の中には確かに残っているのです。野球をした小さな広場も、ザリガニを獲ったあの小川も、走り回ったあの山も、家族団欒を楽しんだあの家も、確かな記憶として残っているのです。
いつの日か忘れる日が来るのでしょうか?
そんなことを考えてしまう秋の日です。