サッカー好きの僕ですが、結局、今回の高校サッカー選手権を一試合も見ないまま終わってしまいました。いや、決勝戦は一応寝ながら見ていました。今回は野洲(やす)高校が優勝しました。(僕はずっと「のす」だと思い込んでいました。)
新聞やネットで野洲高校の記事を見ると、「個人技を生かしたクリエイティブなサッカー」とか「高校サッカーを変える」、「規格外の選手を育てる」などの言葉が並んでいました。実際に決勝戦を少し見た感じでは、たしかに個人技がしっかりしているし、ボールを持ったら自分からドリブルで仕掛けていくので、個人の能力が高いことを感じさせてくれました。しかし、新聞などが当てにならないと感じたのは、報道以上にチームワークやコンビネーションが素晴らしかったことと、戦い方のしたたかさでした。一人の選手がボールを持つと周りの選手が信じて走るし、試合の立ち上がりなどでは細かなパスを繋がずロングボールを使って相手のプレッシャーをかわしてしました。十分に優勝に値するチームでした。
クラブチームが増え、有望な選手がJリーグの下部組織に入ることが多くなり、地域の格差が無くなりつつあります。また中学年代でクラブチームに所属していた選手が高校サッカーに入ってくることで個人の技術・戦術が高くなっていることも感じます。これからも野洲高校のような技術をベースに勝ち進んでくる高校が増えるのではないでしょうか。